気になるりんご

 
    
 ご近所の方から、青森のお土産にいただいたアップルパイを、先ほどおやつにいただきました。これが、味も、見た目もびっくり!こんなの初めてです!

 「気になるりんご」と商品名が箱に書いてあり、持ってみるとずしっと重いので、どんなりんごなのだろうかと、確かに気になります。箱から出してみると、普通のアップルパイのように平べったくはなく、ボール状のパイが出てきました。包丁で半分に切ってみたら、りんご丸ごとが真っ二つに割れて、姿をあらわしました!
    

 パイはほんとに一枚皮を着ているかのようで、これはアップルパイではなくてりんごパイと言ったほうが似合う気がするし、いや、パイではなくてりんごの美味しさをいただくお菓子なのではないかと思いました。
 紅玉をまるごと一個、やわらかすぎず、りんごのさくっとした食感が残った感じに煮てあります。フォークを刺すと、りんごの汁がじゅわーっと出てきて、やっぱりこれはりんごを味わうお菓子だなあと思いました。アップルパイを食べるとケーキを食べた気分になるけど、これは甘いりんごをいただいた感じ。青森のりんご、恐るべしです。どうもごちそうさまでした。

 まったく余談ですが、うちではアップルパイのことを、名古屋弁風に、「アップルぴゃー」と言っています。よく名古屋では、エビフライのことをエビフリャーと言うとか言わないとかっていう、あれです。こんな感じで、名古屋弁風になる言葉を見つけると、即座にそのように発音して楽しみます。ポイントは、ア母音の次に、イ母音がくる単語を探すことです。
それでは、歴代作曲家の名前で考えてみましょう。例えば、チャイコフスキーは、チャーコフスキーとなります。出来れば最初のチャーのところで、自分を捨てて、下品に、口を横に開く感じでやってみると、名古屋風になります。ア母音+イ母音ではありませんが、ストラヴィンスキーなんかも、強引な名古屋人にかかれば、「ストリャーヴィンスキーだぎゃあ。」となるかもしれません。「だぎゃあ」は余計かもしれませんが、これが付くとぐっと名古屋らしさが増します。私の一番のお気に入りは、ハイドン。「ひゃーどん」と、書くときは思い切ってひらがなにしてしまってはどうでしょう。