減っていく選択肢

 昨日の新聞に、JALが、名古屋〜パリ間の路線の廃止を検討している、と出ていた。困る。ただでさえ選択肢の少ない、セントレアからのヨーロッパ便。今年に入って、エミレーツも撤退した。不況で、というより、あまりにも急激な発展を遂げていたドバイで、バブルがはじけた。エミレーツは一回だけ使ったことがあるが、こんなに早くなくなるのなら、ドバイの街のバザールを見たり、砂漠でラクダに乗って写真を撮ったりしとけば良かった。もうアラブになんて、ぜったい行かないのに。
 この先、さらに名古屋からのヨーロッパ線が減ってしまったら、残るはルフトハンザとフィンランド航空のみ。ということは、名古屋からヨーロッパへ向かいたい人は、そのふたつの航空会社に殺到するのではないだろうか、というのが、私の不安。
 と言いながら、実はJALを使ってパリまで飛んだことがない。このJALと共同運航していたエア・フランスもいつも使いたいな、と思うが、料金を調べてみて、ハイ、消えた〜、となる。(←古い?)
 名古屋からヨーロッパ方面へ出かける人は、大韓航空という選択肢も持っているといいと思う。ソウルで乗り継げば、パリ、ローマ、フランクフルト、チューリッヒなど、ヨーロッパの大都市に行ける。ローマなんかは1時間半くらいの乗り継ぎ時間で、とても便利だ。わざわざ成田まで飛んでアリタリアを使うよりは、ずっとラクだし、時間もかからないと思う。アリタリアといえば、添乗員さんたちの間では、(スチュワーデスを)100回呼んでもぜったい来ないアホタリア、という標語(?)があるそうだ。そんなアホタリア、いやアリタリアにも良いところはあって、何故か荷物だけはきちんと出てくる、というのも添乗員さんの話。イタリアの航空会社なんて、一番に荷物が心配、とか思ってしまうけど。
 話を大韓航空に戻すと、ソウル〜ヨーロッパ間は、時期によってはすごく空いていることもあるので、運が良ければ座席を一列とって寝て行けたり、ということも、何度か経験している。あと機内食のビビンバがおいしい。じつはこれが楽しみで利用している、と言ってもいいかも。(夫は、韓国人のスチュワーデスさんが美人だから、というのも入っている。)スチュワーデスに機内食はどちらにしますか、と訊かれて、待ってましたとばかりに、「ビビンバ!」と言うのに、何故かビーフを置いていかれたりする。最初の「ビ」しか合ってないではないか。なので、「ノーノー、ビビンバ、プリーズ。」と言わなければならない。このビビンバについてくる、チューブ入りのコチュジャンがおいしくて、機内販売でも買える。
 でもせっかくの旅だから、やっぱりどこの飛行機を使うか、たくさんある選択肢の中からの選びたいなあと思うのは、贅沢かな?お国柄って航空会社にすごく反映されると思うので、いろいろ試すのも、楽しいと思うのだけど。