じゃんぱん

     

 頂きものです。発泡純米酒、と書いてあります。聞いたことありませんよね?ネーミングについては、説明するまでもありませんが(だって、こっちが恥ずかしい。)、シャンパンとジャパンをかけて、Janpanとしてしまったようです。「なんじゃこりゃ?」と言いながら大喜びな者、2名。「残飯とは関係ないよな?」と問うてくる者、1名。ボトルの後ろには、これはスパークリングなsake です、みたいな説明が書いてあって、その文章も、いささかどうなの?と思う。
 このJanpan なるものを、飲む前からすごく馬鹿にしていたのに(←頂いた方にも失礼ですよね。)、これが普通の日本酒よりとても飲みやすいのでした。美味しい。たしかに白ワインも、Frizzanteのほうが飲みやすいしね。岐阜県は飛騨古川のお酒です。ふざけた(?)ネーミングとは裏腹に、とてもマジメに作られたお酒であると拝飲(そんな言葉、あるか?)しました。大変、失礼いたしました。(しつこいようだけど、名前で損していると思う。ウケ狙いに思えるネーミングのわりに、飲めばそうではなかったっていうのか、名づけ親と作り手が別、というのか。なんかちょっとスタンスが違う感じ。)
 さて、これを一体、何についで飲むの?お猪口はムリ、小さすぎるでしょう。ワイングラスでもないしな。コップでいくと、ワンカップ大関みたいになってしまうし。(←古。昭和。)
 ナポリにしよう、と夫が言いました。ナポリで買った、ショットグラス?みたいな、たぶんリモンチェッロを飲むやつじゃないかと思うんだけど。手前には松の木が、ナポリ湾の向こうにヴェズーヴィオ山をのぞむ、ほら、よく絵葉書でも目にする、典型的ナポリの風景。が描かれた、典型的ベタなおみやげもの。(私はこんな、現地では誰も買わなさそうなおみやげものを、自分のために買うのが好きだ。)
 よって写真は、飛騨古川とナポリの融合。って、ぜんぜんスタンスが違う感じ。