コルクの壁

 昨日の朝は、結局マラソン大会を見に行った。見に行って、邪魔をして帰ってきた。
 ゴール間近、おとなりの子が2番(!)で走ってきたので、私は大興奮してしまい、「きゃーーーっ!○○ちゃーーーーーん!!!」と叫びながら手を振ってしまったので、その子は走りながら、「なんで、隣りのオバサンがこんなところにおるの?」と、不思議そうな表情になり、そのために後ろの子に追い抜かれてしまった・・・あああ、ご、ごめんよ・・・

 その後、勝手に気をとりなおして、お友達とランチへ行った。

      
 学生の頃によく行ってたお店、本郷のアンジュ、懐かし〜。ここ、すごく美味しいんだ。なのに、なぜかずーっと来てなかった。何でだろう?

 お料理のお味の良さも、そしてお店の雰囲気も、当時のままでした。昔ここに行ってた頃の自分と、今の自分って、やっぱりいろんなことが変わった。なのに、ここは・・・こじんまりしてあたたかい雰囲気も、手を抜かず、ていねいに仕上げられたお料理も、昔と同じ。これってすごいことだと思う。

    

 この店で昔から私が気になっていたこと。お店の壁がね、ワインのコルクで埋められていってるの。たぶん、お店に来たお客さんの注文するワインを開けた、そのコルクをひとつずつ、壁に埋めているのではないかと思うのだけど。
    
 昨日行って、あれ?昔もこんなにコルクの面積、広かったかなあ?と。いや、あれから十数年。その間もずーっと変わらずつづいてきたお店なのだから、それと同時にコルクの数も増えていったはず。ほら、ずーーーっと、コルクの壁。圧巻です!

    

 このコルクの壁の語ることは深いよ。ありがとう、アンジュさん、ご馳走様、アンジュさん。またあの壁を拝ませてもらいに、そして美味しいお料理をいただきに、行かせてもらいます。