そういえば・・・

 そういえば、先週、ワインセミナーなるものに行ったのだった。

     


 最近、年のせいか、「これ!このこと、ぜったいブログに書こう♪ルン♪」と思っても、そのまま忘れてしまうことがよくあるのだが、そんなのは私だけ?思い出したときには、自分のなかでその話題の旬が過ぎ去っていて、今さら書くのもなんか気分乗らないしなあ、とテンション下がり気味になり書かずにそのままの話題も。せっかくなので、これからはそれらを、そういえばシリーズとしてカテゴライズしてはどうか?

 でワインセミナーでした。週2くらいの頻度で食料の買出しに行くデパートから、イタリアのカンティーナの方(たぶん広報みたいな人?)を招いてのセミナーということでご案内いただいて、私、アルコールはまったくと言っていいほど飲めないにもかかわらず、夫と一緒に申し込んじゃいました。(ははは、スミマセン・・・)しかも私、飲めない上にペーパードライバーという、要するに「使えないヤツ。」なんですが、この日は私の分までしこたま飲もうとしている夫を車に乗せて帰るべく、前もってワインセミナー数日前の買い物のときに、自宅までの運転を予行演習までして出かけたのでありました。

      


 まずは通訳をまじえながら、ブドウの栽培やワインの作り方についてのお話を聞きます。これらのお話は、イタリアワインについて、一般的にいえるものなんじゃないかな、とも思いましたが、でもでもお話されている女史は、「わたくしどもの栽培地域では・・・」「わたくしどもの醸造所では・・・」と、その話しぶりや言葉の端々から、うちのはそんじょそこらのワインとは違いまっせ、という並々ならぬ自負がうかがえたのでありました。ま、だからこそのバローロなんでしょうけどね。その後、ピエモンテの有名ワイン、バローロの試飲をさせてくださいました。(って私は飲んでませんが。)2003年のものと、2004年のもの。
      

「2004年のほうは、ブドウを収穫する時期の日照時間が少なかったため、2003年のものと比べると軽い仕上がりになってますが・・・」という説明があったのは、2003年のほうが出来が良いですよ、という意味合いでおっしゃったのだと思うのですが、セミナー参加者の多くは、その少々軽めの2004年のほうに軍配が上がった様子・・・う、何か違う・・・でも好みは人それぞれだし・・・でもこの展開は・・・と思ったのでした。ま、どちらもまったく口にしてない私には、何も申せませんが。
 でも日本に居ながらみなさんがイタリアの美味しいものやすばらしい文化に接する機会が持てるのって、とても良いな、と思ったのでした。終わりごろになると、「ちょっとチーズのかけらでもいいから、何かつまみがほしいわよねえ。」と誰からともなく声があがり、たしかにワインだけってのは、ソムリエの会じゃあるまいし、どうにかならないものか。とりわけ、私の分まで、グラス4杯のワインを飲み干した夫などは。

 セミナー後、女史に、「アルバとバローロは、どれくらい離れてますか?」と個人的に訊ねると、「7キロ、近いわよ。」と。「車では旅行しないんだけど、何か交通手段はあります?」と訊けば、バスがあるとこのこと。「タクシーは?」の質問には、「タクシーはやめたほうがいいわ。すごく高いから。」と。バシッと決めたイタリアファッションに身を包みながらも、そこはイタリア人。ちらっと見え隠れしてしまう庶民的感覚、私は好きですねえ。
 いずれこの地域は訪れるべき、と思っているので、とても良い機会をいただけました。彼女に、しっかり電話番号もいただいて(!)たら、「あら、あの人!サインもらってるわよ!」って。サインじゃないよん。

    


 お土産に、カンティーナの名前が入ったペンとキーホルダーをいただきました。かわいい♪