どうなる?

      

 なかなかフツウの話題には戻せない、いや、戻らないね。

 この間会った友達と、なんか呼吸が出来ないよね、と話したのです。これまで、自分はどうやって息をしていたのか?呼吸法がわからなくなったのは地震が起こってからです。みぞおちが3センチくらい上にあがっているような感じで、そこまでしか息が入りません。腹式どころか、胸式よりもさらに浅く、「いま、私、エラ呼吸状態。」と言うと爆笑されました。

 原発はもう何がどうなってるんだか、日々の展開に私のおバカな頭はついていけなくなっていて、これはもう年単位かもよー、って言ってたら、本当にそうなりそうだなんて!そんな予感、当たらなくていい!

 なので、とても心配しながらニュースには食い入るように見入る毎日ですが、あまりに先が長そうなので、原発のことでくしゃくしゃになるのはやめようと心に決めました。(そうできるかどうかはわかりませんが。)もうこうなったら、みんな運命共同体。悩んだところで、精神的にも、身体のためにも、良くないと思うからです。エラ呼吸だって、ずっとつづけるのはすごくしんどいしね。

 気をそらすために、なるべく愉しみを。というわけで、先日はお客さんをしました。夫が栓を開けたのは、1993年のブルネッロ。「うわ、すごい・・・」と言うと、「この世紀末に、大事にとっといても仕方ないでしょ。」って。夫はチェルノブイリの事故のときにヨーロッパにいたためか(それが理由で、献血も断られるのです。)、原発放射能汚染の問題については、受け止め方がシビアです。日本の政府や原発保安院?の人みたいに、少しでもいい方向に考える、っていうのが出来ないみたい。

 ぜひ、無事収束したときに、次のワインを、ね。