初めての発表会

生徒さんたちから頂いた花束。

 昨日はピアノの生徒さんの発表会でした。子供のときからずっと音楽にかかわってきた私ですが、自分の生徒さんたちを発表会に出すというのは経験のないこと。不安と期待とプレッシャーと、いろんな感情に押されながら、この日を迎えました。
 でも、最後のレッスンを終えた時点で、私のなかでは今回の発表会を7,8割終わったような気持ちになっていました。それまで生徒さんたちと一緒にやってきたレッスンや過ごした時間の方が、本番の演奏以上に意味のあることに思えていたからです。当日の演奏の出来がどうであれ、みんな褒めてあげたい、と思っていました。
 昨日は、朝の9時半からリハーサル開始。みんな、朝早くからごめん、と何度も思っていましたが、いつも早起きの小学生たちにとってはなんてことのない時間だったらしく、実際大変だったのはこの私だけだったよう。
 お昼をはさんで午後1時開演。私は舞台のソデでひとりづつ送り出し、ただ見守る。舞台へ送り出すとき、ひとりひとりのドキドキが私にも伝わる。でもどの子もみんな、本当によく弾いてくれた。みんな自分の演奏に満足した顔で帰ってきたもの。こうやってひとつハードルを越えたことが、彼女たちにとって自信になってくれると信じています。そして大人になっても、この日のことを覚えていてくれたら、私はとてもうれしい。
 みんな、こんな先生につきあってくれてどうもありがとう。私もみんなと一緒にハードルを飛ぶことができました。日頃、ご協力いただいたお母さん方にも、当日、会場のセッティングやあと片付け、写真撮影などお手伝いしてくださったお父さん方にも、合同の発表会にまぜてくださった先生方にも、みなさんに心からお礼を言いたいです。ありがとうございました。改めてここ何年か、自分で「これをやった」と言えることってなかったな、と実感。本当にすばらしい経験でした。
 こんなスットコドッコイな先生ですが、また来週からレッスンよろしくね。