料理の日

どんどん散らかっていくキッチン

 今日は朝からずっと料理を作り続けた一日だった。
明日は所用とレッスンで忙しいので、今日のうちに明日の分も済ませてしまおうと思ってしまったからだ。
 まず、朝食を取って洗濯や掃除などをすませ、カレーを作る。これは明日のお昼。父ちゃんが一人でも食べれるように、という日は、温めるだけのカレーがよく登場する。カレーを作りつつ、今晩の菜飯の大根菜を茹でて、親の仇のように絞り、塩をまぶしておく。さらに同時進行で、今日のお昼のために、これは残り物だったミネストローネを微調整。食べる前に小さいパスタを茹で、硬めにあげたら、ミネストローネに入れてさっと煮ると、おいしい一皿に。バゲットと一緒に食べる。しかしこれだけでお昼は少ないので、ジャガイモをニンニクとセージと一緒にオーヴンで焼く。まだ何か食べたい、と二人で意見が合い、食後に洋ナシまで食べた。
 お昼の片付けをしたら、ごぼうと豚肉とあげの煮物に突入。これは今夜のおかず。ついでに冷蔵庫にあった、白菜とブロッコリーの残りを煮浸しにする。まだまだ終わらないぞ。明日の夜用に、牛すね肉のワイン煮を用意。小麦粉をまぶしたすね肉の表面を焼き、たまねぎ、にんじん、セロリなどの香味野菜と、赤ワイン、野菜のブロードと一緒に煮込む。煮込みは圧力鍋にお任せする。これは私の結構得意なメニュー。その日より、前日に作ったほうが絶対おいしいのだ。やわらかく煮えたら、トマトの水煮をすこし入れて、さらに煮込む。この辺まで来ると、デミグラスソースをいれたような感じになっていて、見た目はビーフシチュー。仕上げは明日やることにする。レタスも洗ってサラダスピナーにかけ、すぐサラダが作れるように、冷蔵庫にスタンバイ。
 ここまでやって、ア○タ(近所の大型スーパー)へ遊びに行った。今日は、週のうちでレッスンがない貴重な日。しっかり遊ばなくちゃ。
 ア○タから帰ってから、閉まる直前の図書館へ向かう。やみくもに、本を10冊もかりてくる。
 父ちゃんが帰ってきて、太刀魚を塩焼きにし、あと、まいたけの天ぷらを揚げる。まいたけの天ぷらよ、なぜそんなにおいしい。いつもまいたけのみで天ぷらをするが、とてもおいしくて盛り上がる。ごぼうの煮物、煮浸し、菜飯、昨日のいろんな残り物も食べた。しかもご近所の方から、アジの押し寿司をいただき、それも食べる。
 やはり、現代は飽食の時代といってよい。