旅ノートのすすめ

cucciolo-mayu2009-02-12

 数冊のノートがあります。A5サイズの小ぶりなもので、旅に出るごとに増えていきました。
 もうすぐ出発、という時期になったら私が用意するのが一冊の新しいノートです。旅ノートと呼んでいるこのノートは、一番の役割は旅行中の備忘録。まず初めに、旅行の大雑把な予定が書き込まれます。出発当日の飛行機の便名や出発時間はもちろんのこと、空港に向かうバスの出発時間まで書いておきます。大雑把と言えども、このへんはきっちりと。あと、現地についてからのことはホントにおおまかに。というより、ホテルの予約や移動日以外のことは、ほとんど何も決めずに出発してしまうような旅なので、そんなに書くことありません。この日はどこそこの町まで移動、出来たら何時くらいの電車が良いとか、ホテルの住所、簡単な行き方、インターネットで予約した場合、予約番号なんかを書いておきます。帰りの飛行機の到着時間まで書いて、旅行のだいたいの流れがわかるようにしておきます。ま、行き先がイタリアなので、いろんな事情で予定を変更せざるを得ないこともしばしば。そんなときは思い切って予定が大幅に変わったりしますが、そういうことになってもあまり支障がないくらい、いつもおおまかなスケジュールです。
 予定が書けたら、次はパスポートのコピーを貼っておくページ。夫の分も忘れずに。それから次は、クレジットカードの番号や有効期限、紛失したときの連絡先、あと海外旅行保険の番号とか、いざと言うときのために、わりと大事な事柄を書いていきます。パスポートのコピーやこのページをコピーしたのは夫にも渡しておいて、私がバックごと、つまりこのノートを盗まれた場合を想定しておきます。(ま、これもイタリアですから。)
 あとはお楽しみの、行ってみたい観光地へのアクセスの仕方とか、行きたいお店の住所をひかえたり、雑誌の切抜きやインターネットの情報をプリントアウトしたのを貼ったりしておきます。


 このへんまでやると、ぐーんと旅行モードに入れます。自分で旅を作っていってる気分になり、楽しみもふくらむし、調べているうちに行く街への知識も増え、思い入れも強くなる感じがします。
 残った白紙のページ、ここが重要。私は旅行中の日記をつけていくことにしています。わりと詳しく、その日の行動順序や食べたものを書いている日もあれば、疲れていたのか字の大きさも3倍以上になり、書いてることも??な日もあったり。でも帰ってから、誰かにお店のこととか教えてあげたりするのにはこの日記がとても役にたつし、何より読み返すといつでもその旅をしていたときの気持ちに戻れるのが、この旅ノートの一番すばらしいところだと思っています。
 余談ですが、ノートの表紙にはよく犬の写真を貼って出かけます。実家の犬だったり、子供のころ飼っていた犬だったり、散歩途中に仲良くなったワンコだったり。なかなかワンちゃんにヨーロッパ旅行は出来ないと思うので、せめてこうして連れてってあげます。「さて今度はどの子と行くかな?」と、わりと真剣に悩みます。旅行中はノート見るたび、癒されたり、話しかけたりして・・・ヘンですね。