コンビネーション

 昨日は髪を切りにいってきました。いつもお世話になっている美容室のご夫妻から、またまたおみやげをいただきました。袋には、あられと書いてあって岐阜県で買い求めてくださったようです。いつもお心遣いありがとうございます。「あられですか?」と訊ねたところ、ご主人は「僕にとってはこれはチョコレートです。」とおっしゃいました。奥様は「私にはせんべいです。」と答えられました。何ぞや?お二人のマイブームな食べ物らしいのです。ご主人が「柿ピーにチョコレートがかかったの、食べたことあります?」あります、あります。おいしいですよね、あれ。「あれとほとんどいっしょです。」なるほど。だいたいつかめた気がしました。
 育ちがよろしいので、帰り道に開けてのぞいたりなどはせず、ちゃんとおうちに着いてから開けてみました。
 
 ハートの形ということは、先日のバレンタインも意識してくださったのでしょうか?それだったら毎年もらえる個数を気にしてる父ちゃん、うれしいと思います。(ちなみに今年は快挙でした。)
 お味は、柿の種にチョコがかかってるのだと、辛いのが少々苦手なお子ちゃま夫婦の私たち、ぴりぴりはーはーしてしまうのですが、こちらはぴりぴりがないので、いくらでもいけちゃいそうです。後をひく美味しさです。ありがとうございました。
 そしてこの感じって何なんだろうと考えました。塩辛いものと甘いもの、一見ミスマッチなものを同時に味わう時に、「あれ?これ美味しい」と感じる味覚です。スイカに塩かける、とか、ぜんざいやおしるこに塩昆布がついてくる(これは一緒には口にいれないけど、甘いと辛いの組み合わせです。)とか、生ハムとメロンだって絶品ですよね。こういうものを美味しいと感じる感覚をみんな持っているのに、絶対いつも否定されてしまうものがあります。それは私の故郷香川県の、あん餅入りのお雑煮。「変わり雑煮」というような特集を組まれると、絶対採り上げられます。「え〜気持ち悪い」とみんなが口をそろえて言うのを期待しているのでしょう。
 このあん餅入り雑煮は、白味噌のお味噌汁のなかに、あんこの入った丸餅が入ってます。具はたぶん家によって違って、ちなみに私の実家は、大根と里芋。この大根も、お正月から切り刻むのは縁起が良くない、ということか、雑煮用にとても細い、輪切りにするだけで充分、というサイズの大根がお正月時期だけ売られます。

もちろん食べてくうちに、あんこが出てきて、味噌と混ざって、汁の色も変色して、あずきの皮が浮いちゃったりしますが、この甘いと辛いがあいまった、えもいわれぬ味を味わうのです。

 雑煮にあんこが入って何が悪い。おせんべいや柿の種にチョコをかけて食べられるなら、あん餅雑煮を味わえる素質は持ち合わせていると思います。ぜひみなさん、トライしてみましょう。
 ところで今日、またまたフェルト作りをやりました。今、乾かしているので、また明日、アップします。