オリーヴの木の道具

cucciolo-mayu2009-02-28

 私にとって、今や一日の大半を過ごす場所がキッチン。いつも、自分がより居心地いいようにしたいと思っています。
 オリーヴの木でできたものが大好きです。オリーヴの木肌の色や、波打ったような年輪の模様や、オイルを含んだしっとりとした質感にとてもいやされます。樹力という言葉があるかどうか知りませんが、そんなものを感じます。オリーヴの木の製品が売られていたら、かなり遠くからでも、「あれはオリーヴだ。」「あれは別の木。」とわかるほどに敏感です。
 私の手元にある何枚かのオリーヴの木のトレー。まな板代わりに使ったり、パンやフォカッチャをのせたり、生ハムやサラーメなど前菜風のものをのせるのにもぴったりで、何通りにも使えます。テーブルにのせても様になるのは、やはり自然のものだからだと思います。


 オリーヴの木は樹齢何百年というものもザラにあるので、きっととてもたくましい植物なのでしょう。包丁の刃もがしっと受け止めてくれるし、傷が入ってもへっちゃらな感じです。オイルが絞れるほどの木ですから、洗うと自分のもっているオイル分でさっと水をはじいて、乾くのも早いのです。これはまな板には重要なことかもしれませんね。ずっと使って洗ってをくりかえしていると、表面が白くなりますが、これもオリーヴオイルを塗れば、新品のように色がもどり再生します。使っていて頼もしい台所道具です。
 まな板やトレー以外にもオリーヴの器もあって、やはり見たりなでたりするだけでも私はいやされます。
 イタリアの中部アッシジの町に、すごいお店があります。オリーヴの製品だけを扱うお店で、私にとってはパラダイスです。


 お店の名前は Arte Legno アルテ・レーニョ
 住所 Via Fortini 20
 アッシジの町の中心にある、コムーネ広場から有名なサン・フランチェスコ聖堂の方に少し行ったところにあります。
丘の上にあるアッシジの町へいく途中には、オリーヴの林がみえていました。