イタリア式お酒のたしなみ

    
 本日の昼食風景。食べ始めてから、おっ!と気がついた。めでたく「まごわやさしい」がそろった、初めてのごはんでした。ぱちぱちぱち〜。
 朝、おとなりのたね奥様と軽くウォーキングしました。しゃべってばっかりで楽しかった。今度からは、もう少し口の動きをおさえ、足のスピードを上げたほうが良いと思う。今日はお母さんたちは授業参観だったから、小学校の前で解散。私も授業参観、したかったなー。(なんであんたが行く?)
 草なぎくんのニュース、すごく騒がれてます。容疑者、になっちゃうんだもんね。良い機会(?)なので、お酒の飲み方について、なぜか下戸の私が意見します。
 うちは夫がお酒大好きなので、ワインを開けたときに、ほんの一口、私も味見させてもらっているうちに、飲めないなりに自分の好きなワインの味みたいなのが分かってきました。だからアルコールには弱い体質ですが、お酒が好きというのはなんとなくわかるし、みんなでわいわいと楽しく飲む雰囲気も好きだし、お酒は飲めないより飲めるほうがいいなと思っています。
 でも酔っ払いは、はっきり言って嫌いです。一緒にいて、その場もぶち壊しだし、楽しくないから。酔っている本人は気持ちがいいからか、覚えてないからか、とにかくいいんでしょうけど、他の人はどうでしょう。その人のせいで、楽しめなくなったりしてない?例えば飲み会を準備したり、もてなした側だったら、ああ、あの人たちと飲んで楽しかった、またやりたい、という気持ちで終わりたいと思うはずです。
 飲む量が問題なのではないでしょうか?なぜ、そんなになるまで飲まなければならないのでしょうか?そこのところが、下戸にはわかりません。
 イタリア人からぜひ学んでもらいたいことが、お酒のたしなみ方です。イタリアで(おそらく他のヨーロッパの国でも)、日本のようにベロンベロンになった酔っ払いを見ることはまずありません。あんなになるまで、彼らは飲まない。泥酔した姿を、人の前で見せることは絶対にありません。というより、泥酔する前にやめるはず。
 私が一度だけ、イタリアで見かけた酔っ払いは、出張でやって来たと思われる、日本人サラリーマンでした。深夜のミラノの地下鉄ホームで、2,3人がヘベレケになってました。そこだけが、東京の新橋と化し・・・周りのイタリア人たちはあっけに取られてましたが、本人たちはまったく気づいてない様子。おそらくイタリアの人は、初めて見たんじゃないかな、あの光景。だからこの間、某閣僚がローマでの会議のあと、泥酔会見やったとき、外国でも騒がれたでしょう。ああいう生き物を、彼らは目にしたことなかったはず。たぶんめずらしさもあって、報道しまくられたんだと思います。
 レストランでも、ちょっとした集まりでも、イタリア人を観察していると、そこで楽しんでいるのは「お酒を飲むこと」ではありません。まず家族や仲間と会えたことがうれしくて、それからお互いの近況を報告しあったり、イヤなことがあったんならそのことをくっちゃべり、良いことだったらアホのように(失礼。)喜び合いながら、食事をし、その時間、その場所を満喫することでストレスを発散しているように見えます。もちろんそこでワインを飲みますが、食事やおしゃべりや、楽しい時間を共有することがメインであって、アルコールは、ただその場に介在しているもの、という感じ。決してお酒を飲むことが、ストレス解消に向けられたり、それで自分の気持ちや問題を解決しようとはしていないと思います。私にはそういう飲み方が、すごくスマートにうつるし、自分がお酒飲めるなら、そんな風に飲みたいと思います。
 ま、でもイタリア人に習うことといったら、これくらいかも・・・