イタリア移住

      

 いつもお世話になっている、お花のアトリエ、フルールクルールのハナイロ先生のブログを見たら、(http://blog.goo.ne.jp/fleurcouleur)「イタリア移住計画」とタイトルがあって!びっくりしました!そんなタイトルでブログをつづってくださったきっかけが、「cuccioloな旅」のコメントに私が書いた、「イタリアに住めるかどうかの判断基準のひとつが、ガス水が飲めるかどうかだ。」という言葉だったというので、二度びっくり!
 深い意味があるような、ないような・・・ガス水が飲めない人は、イタリア(おそらく周辺のヨーロッパの国でも)での生活は、ちょっとムリだと思います。なんでか説明しろ、と言われたら、うまく言葉にできないので困りますが、自分では、かなり核心をついている自信があります。でも、ほんとに、そう思う理由はなんだろう?偉そうに書いておいて、初めてそれについて考えてみました。
 私も初めてのイタリアでは、ガス水、ダメでした。サイダーとかコーラとか、炭酸飲料は飲んだことあっても、水だと思って飲んだものに、炭酸が入っていたのには、目がシロクロしてしまい、これは自分はダメ、と一回飲んでシャットアウトしました。何年か経って、日本に居ながらイタリアの言葉も多少勉強したし、イタリアの食べ物もいろいろ食べてみたし、あるとき、「ガス水、今なら大丈夫なんじゃないか?」という気がして、飲んでみたら、めちゃめちゃおいしい飲み物だった!以来、病みつき。
 自分が今までに経験したり、出会ったりしたことのないものや人に初めて接したとき、それ(例えばガス水)を受け入れることのできる余裕のある人なのかどうか、ということなんじゃないかな、と思いました。そういう柔軟性とかキャパシティがない人は、外国に行ってもおもしろくないはず。たとえ日本に居るとしても、ないよりあったほうがいいものだと思います。そして、初イタリアではいろいろとダメだった私が、こんなにガス水にもイタリアにもはまってしまったということは、経験や訓練や人生によって、その人の持っている感覚みたいなものは、充分変えていけるのではないか、とも思います。
 なので普段から良いものを観よう、良いものを聴こう。となると、やっぱり私に必要なのは、イタリア移住、だな。夢、なんて言っていては実現しそうにないので、もっと激しく、野望、とか?
 バジリコを摘んで生けといたら、夏の匂いがします。さわやか。