フェイジョア

 cuccioloな旅はまだまだつづく。カメの歩みのごとく・・・(http://d.hatena.ne.jp/cucciolitalia/20090606/)

 昨日の夕方、散歩から帰ってきてポストのなかをのぞくと、ハガキが一枚、入ってました。フィレンツェの大聖堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレの絵が描いてあるので、「わあ!イタリアから!!・・・でも、心当たりがない・・・」と思って差出人を見ると、先日、うちで食事をごいっしょした、Fさんの奥様からでした。素敵なお心遣い!どうもありがとうございました。
 この間うちにきてもらったときに、2階のベランダで育てているフェイジョアの木を見て、Fさんの奥様が興奮されておりました。フェイジョアの実は、お嫁さんからいただいて食べたことがあったのだけど、木を見たことがなくて、憧れていたそうなのです。そのフェイジョアの実物に、思いがけず初めてうちで出会ったので、とても喜んでいらっしゃいました。
 ハガキには、さっそく次の日に私がフェイジョアを買ったお店に出かけたら、そのお店にあったフェイジョアの木には、たくさん花が咲いていて、すごく感動したのだと、書かれてありました。あの日は、私だけでなく、Fさんにとっても素敵な夜だったのだな、と思うとうれしくて、やはり人との出会いには、なにかの力がはたらいていると、思わずにはいられませんでした。

 
 そして今、うちのフェイジョアも、たくさん花が咲きはじめています。
 大きな焼き絞めのかめのような鉢で育てて、もう6年くらいになるでしょうか。ずっと花もぼちぼちしか咲かなかったのが、去年はたくさん花が咲いたと思ったら、初めて、実をいっぱいつけました。今年もこれだけ花が咲いたから、きっとまた実がなってくれるのではないかと思います。フェイジョアの花、すごく個性的です。初めて見たときは、度肝を抜かれました。なにかの間違いではないか、と思いました。神様も、時には、「ありゃー、やっちゃった!」ということがあるんだな、というくらいびっくりしました。
 実も、とても美味しいのです。少しねっとりしていて、甘味が強く、キウィに似ているのだけど、食べると洋梨っぽい舌触りのような・・・うまく説明できませんが。今年もまた食べられるといいけどな。