名古屋のピサの斜塔

 今朝は地震で目が覚めた。けっこう長く揺れた。夫はぜんぜん気づかない。我慢していたが、揺れが強くなったところで怖くなって、夫を起こした。起こしたところで、たいした働きはしないのだが。
 旅日記はモンプル滞在を終え、出発したところまで進んだ。なんだ、ぜんぜん進んでないじゃん、と言わないで。(http://d.hatena.ne.jp/cucciolitalia/20090811/)

 今日は髪を切りに行った。私たちの行く美容室のすぐ近くに、とても古い、元お茶屋さんだった家がある。まったく同じような作りと思われる、うりふたつの家がその隣に建っている。この2軒、すごくやばい。お互いが寄り添うように、もたれあうようにして、かろうじて建っている。だから2軒が接する屋根のところは、どちらもがお互いを頼って建っているので、V字の谷のようになっている。道に接している、元お茶屋さんの家の壁は、かなり湾曲している。月に一度、美容室に行くが、いつも行くときにここを確認して、夫と、ああ、今月もまだ建ってたね、と言い合う。今日は、朝、大きな地震があったので、とうとう倒れたんじゃないかと心配したが、今日もものすごく湾曲したまま、まだあった。さすがに住んでいる人はいないらしいが、安心はできない。いつか必ず倒れるだろう。そのとき誰かが、道を歩いていたりしたら・・・あんな危険なところを放っておいて、大丈夫なのか?そのとき、自分が歩いていないことを祈る。
 今日はカメラがなかったからお見せできないが、ぜひ今度写真に撮ってこようと思う。本当に、やばい。