路上観察 リヴィエラ編

 リヴィエラといえば、フランスの優雅なリゾート地、ニースやコート・ダジュールなどがまず挙がると思います。そのリヴィエラ海岸は、ずーっと東にのびていて、イタリアに入ると、エレガントというよりも、野趣あふれる絶景の大自然、という景色が広がります。どうでもいい話ですが、昔、森進一の、「冬のリヴィエラ」という曲が流行りました。その頃小学生だった私は、リヴィエラがどこのことかも、何のことかもわからなかったけど、大人になった今なら思います。冬にリヴィエラになんか行って、どうするの?
 そのイタリアの、東リヴィエラでの路上観察
 まずは世界遺産の町、ポルトヴェーネレから。バスで到着し、降りたらいきなり上半身裸で買い物帰りのおじいさんに遭遇。海辺の町ならではです。荷物が重たいのか、はたまた暑さのせいか、へばっています。 
 



 そして海岸沿いを歩き始めると、道路わきで日光浴する人。人目は気にしません、ヴァカンスですから。
     

その数メートル先には、すごい飾りのついた船があげられてました。
     

 さらにポルトヴェーネレから船に乗って、チンクエテッレの村々へ向かいました。5つの土地を意味するチンクエテッレは、その名のとおり、ほぼ等間隔に5つの村が点在している地域の総称。その不便極まりない土地柄のため、手つかずのまま素朴でひなびた漁村が残っていますが、世界遺産登録をうけてからは、ちょっと有名になりすぎた感もあり。海はとびきりきれいですから、当然ヴァカンス客も押し寄せ、夏が一年で一番にぎやかで、輝く季節です。
チンクエテッレのなかのひとつ、マナローラの村では、人がうちあげられていました。
     
     




 同じくリヴィエラ海岸の、セストリの町の夜は、広場に、いろんな手作りのものを売るお店のテントがでて、お祭りのようでした。手作り子供服を売る店のマネキンが、目じりにシワの入ったこわ〜いペコちゃんです。この日は弟も連れていました。