焼肉 清香園

cucciolo-mayu2009-09-23

     

 とうとうさえないままにむかえた連休最終日、夜は焼肉屋へ行った。10何年前から通いつづけている、名東区の焼肉清香園。お店はお世辞でもうつくしいとは言えないが(というか、汚い。)とてもうまい。そもそもラーメン屋とか焼肉屋で、きれいなお店ってあまり美味しくないと、私は思ってしまう。ホコリノ上に油が飛び、そのまた上にホコリがかぶさってカチコチになり、その汚れも味のうち、みたいなお店のほうが、ずっと旨い。
 ま、普通に肉を何種類か頼んで焼き、「うまいうまい。」を連発しながら、食べ続けた。肉を、鉄板いっぱいに並べて焼く人が多いが、私は一枚ずつ焼いて、いま!というところでさっと引き上げ、じっくりと味わう。飲み込んだあとの、まだ口の中に残っている美味しさも余韻も愉しんだのち、やっと次の肉をのせ、またじっと引き上げるタイミングを待って、まさにいま!という状態のところをいただく。昔、この食べ方を友達に話したら、「そういう人は、焼肉に向いてない。」と言われた。たしかにまわりで食べている人を観察すると、一度に何枚もの肉を広げている人が多い。私の食べ方は少数派だ。それにこの焼き方、食べ方ゆえか、食べる量も人より少なく終わっていると思う。だから焼肉は、ぜったい夫以外の人とは食べにはいかない。食べるペースがぜんぜん違うし、量も少なくしか食べないから、ワリカンにされたら損をする、と、セコイことを考えてのことだ。ちなみに夫も一枚ずつ派。

     

 しめはいつも石焼ビビンバ。一緒についてくるスープもすごく美味しい。久々に清香園の幸せを味わった。シルバーウィーク、最後に盛り返す。
 そしてここに行くときに注意することは、上から下まで、全部丸洗い(水洗い)できる洋服で行くこと。もんのすごい、おいしいにおいがつく。水洗いできないセーターなどで行くと、もうたいへん。脱いでおいた服を置いた部屋も、清香園のにおいになるし、次の日は、その服のにおいをかぎながら、白いごはんが軽く一杯は食べられるくらいなのだ。すごくパワーのあるにおい。でも大好き、清香園。