オバサンがじーさんに・・・

     
  
 秋も深まり、新しい月になりましたので、ブログも衣替えしてみました。

 「ばーさんがじーさんに作る食卓」という有名ブログがありますが、私も折に触れて読ませていただいては、感心するばかりです。けっこうご年配のご夫婦の、ふだんのごはんなのですが、奥様のお料理の腕前はかなりのものではないかと。料理上手なうえに、何よりすごいと思うのは、とても勉強熱心でいらっしゃるということ。いろいろな料理本を参考にされていたり、いただいた食材がヒントになったりして、新しいメニューにチャレンジされる柔軟な姿が、すごいと思います。普通、ある程度お年を召した方って、食べ慣れてない料理なんて・・・という方が多そうな気がしますが。だいたい私の場合、何かひらめいたとしても、自分のひらめきを大切にしたりすると、失敗するのが落ちですが、写真を拝見すると、どのお料理も本当に美味しそうに、大成功を収めていらっしゃるのは、やはりかなりの腕前、と思います。料理だけでなく、文章からは優しいお人柄も感じられますし、日々の暮らしに前向きに、そして丁寧に暮らしていらっしゃる姿に、いつも読ませていただいたあとは感心したり、反省したり、です。

 そんなわけで(?)、うちの場合、目指すのは、「オバサンがじーさんに作る食卓」ってとこか?
 昨日の夜は焼肉を食べに行ったので、今日のお昼は野菜不足を一気に解消すべく、ミネストローネを作りました。元気の良いカブの葉っぱや、ネギの青いところのような、残り野菜みたいなのもざくざく刻んで、かなりの量の野菜が目の前に。カブの葉っぱは、ミネストローネに入れたら、小松菜のようでした。ミネストローネに小松菜?けっこう美味しいのよ〜。スープに浮かべる用の、小さいパスタがほんのわずかしか残ってなかったので、いまひとつ不人気だったショートパスタをパキパキ折って湯がき、硬めに上げから、ミネストローネのなかでいい硬さまでさっと煮ます。残り野菜に、手折ったパスタが入って、かなりビンボウくさいミネストローネでしたが(じっさいビンボーなのですが)、鍋一杯作ったのを、一回で完食。
 美味しくできたのには、ワケがあります。今日はイタリアから買ってきた、STAR というブイヨンを、ほんのちょっと入れました。箱のデザインが、なんともレトロでよろしいのです。これが入ると、いかがわしい味になるの。イタリアでは狂牛病騒ぎ以降、ブイヨンのキューブも、お肉のエキスが一切入ってないやつ、とかいうのも売られてますが、私が今日使ったのはムフフ・・・怪しいぞ・・・
     

 食の安全が叫ばれる昨今ではありますが、しかし添加物をいっさい身体に入れずに生きていくというのも、もはやムリな時代。というわけでヘンなものが身体に入ってきたとき、身体がヘンなふうに反応しないように、ごくたま〜に、 こうして自分を鍛えてみる、cucciolo 家なのです。