ストウブのグリルパン

 
 
 一人住まいだったころから使っていたグリルパンが、ずいぶん劣化してしまって、新しいのを買おうと思っていました。ステーキとかお肉を焼いたりするのには、余分な油が落ちるし、美味しそうな焼き目もつくし、波々のグリルパンを知ってからはこれじゃないと、なのです。
ル・クルーゼのにしようかと思っていたら、店頭で見かけたストウブのもののほうが溝が深くて、良い仕事をしてくれそうな感じがあったので、それにしようかな、と思ったり、柳宗理の鉄のグリルパンに心が傾いたりしながら、はや幾月。
 でも鉄は扱いや管理が面倒くさそうだし(だいたいしまうときに、表面に油を塗って保管する、というのが絶対イヤ。酸化して汚らしいと思う。)、やっぱり最初にいいと思ったストウブのものを購入。
 一万円以上のお金を調理道具に使うときは、私はいつも時間をかけてよく考えて、エイヤと思い切ります。昨日もそうでした。でもそうして買った道具は、やはりそれなりの働きをしてくれると思います。台所まわりのものは、思いつきで買ったほうが失敗が多い、私の場合。
   
 さっそく、いつごろからかちまたで聞くようになった、豚トロという豚肉と、サツマイモを、ローズマリー風味で焼いてみました。ソースはクレーマ・ディ・バルサミコ
 野菜でもお肉でも、シンプルに、焼いてオリーヴオイルと塩、コショウだけ、みたいな食べ方をしたい道具です。ステーキはまた次回。
 しかし鋳物ホーローは重くて、腰にくる。筋肉強化をはかるべし。