本日のランチ

     
     

 ここのところ雑事におわれ、ブログの更新があまりできないまま、12月に突入してしまいました。
 昨日、星が丘三越に行ったら、地下の食品売り場で、フィノッキオ(フェンネル)が売られていたので、迷わず購入しました。日本で売られているのはめずらしいし、もし見つけてもものすごい値段がついているので、まず買えないことが多いのですが(いつだったか、今はなきハロードゥーインターナショナルで1500円!で売られてました。もちろん買いません。いや、買えません。)、昨日の三越ではお値段も○でした。
    
    

 全体は1メートルを優に超えてますが、普通、イタリアでは、下の、玉状に巻いた部分だけが売られていて、ぶ厚いですがここを一枚ずつはがして食べるのです。上のそよそよとした葉のところは、魚の臭み消しなど、料理に使ったりとか。私はいつでも使えるように、干して、ドライにして保存しようかな、と思います。
 下の部分はもちろんサラダでいただきました。アニスに似た、甘い香りもするし、さわやかさもあるし、とても美味しい野菜だと思います。うちも庭で育てていますが、うまくこんな風に玉のように巻かずに、どんどん上に延びてしまうのです。
 余談ですが、イタリアでは、男性を好む男性の方のことを、フィノッキオと呼びます。あいつってフィノッキオだよねー、とか、そんなふうに言うのを何度か聞きました。なんでこの言い方なのか、わからないけれど。

     

 あと、今日のお昼はイカのパスタ。イカを、フードプロセッサーでミンチにして、トマトソースで煮ました。もちろんイカの歯ごたえも欲しいので、普通に切った部分も加えました。ミートソースのことを、イタリアではラグーと言いますが、イカのラグーみたいな感じ。夏に、セストリの町のトラットリーアで食べた、タコのリンングイーネのソースが、タコをみじん切りにしたのをトマトで煮て、パスタソースにしていて、とても美味しかったので、それを真似してみました。お勧めの方法だと思います。例の、フィノッキオの上の、そよそよした葉のところは刻んで最後に加えてみました。
 新メニューとはいえ、調理方法はほとんどいつもと変わらず、具がアサリからイカに変わっただけ、という感じで、腕の方はいっこうに上がらないのです。