生みの苦しみ

 今年もあと、半月になりました。12月って、やっぱりいろいろと用事が入ってしまって、すごく気ぜわしい・・・
 年賀状が、今年はまだできていません。アイデアも湧いてきません。いつもの年なら、ずい分早くからノリノリでやってしまうのに。今年は、これ!という、採用したい写真が撮れていないせいです。いつもは自分の撮った写真を、ああして、こうして・・・と、自然に頭のなかで、どんな年賀状になるのかが、思い浮かぶのに。
 日にちだけが過ぎていくので、なんとなく焦ってしまい、考えれば考えるほど、どうしたらよいのかわからなくなって、ドツボにはまった感じ・・・この間、ちかちかにも、すっごーく期待しているよ、と言われたし、多少のプレッシャーもある?
 夏のイタリアの旅行の帰り、乗り継ぎのフランクフルトの空港で、夫の名前を呼ぶ人がありました。誰かと思えば、オペラなどの舞台衣装デザイナーの、たいへんお世話になっている先生でした。パリへ、お仕事に行かれた帰りだったとか。私は、きちんとお会いするのは初めてだったので、ご挨拶したところ、「はい、写真で知ってます。」と、その先生がおっしゃったのでした。
 写真って・・・何のことだろう?しばらくわからなかったのですが、ピン!ときました。

 はははは・・・面識もない先生に、おバカな写真入りの年賀状を、毎年送っていたではないか・・・
 そんな恥ずかしいことも起こったりしますが、どうにか今年も、期待してくださる(?)わずかの方々に、恥ずかしい姿を新年からさらしたいと思う、サービス精神旺盛の私です。