二つのサプライズ

    
 朝起きたら、雪!
びっくりしました。ここ何日か、どうりで寒いと思った。庭もうっすらと白くなっているので、写真、写真、と思うのだけれど、お寝坊の私がカメラを構えるころにはすでにとけはじめ・・・
   



 二つめのサプライズ。
本日、お昼出勤の夫が、玄関を出たと思ったらまたリビングに戻ってきたので忘れ物かと思ったら、大きな封筒を手に立っている。
「帰るまで待てないから、早く開けて。」というその郵便物は、京都のきてやのおばちゃんからのものだった。

 おばちゃんが中国は雲南省昆明を旅したときのスケッチのコピーや、マレーシアのキナバル山に登頂した旅についてつづった、新聞の投稿記事のコピー、おばちゃんと一緒に旅したお友達が受けたインタビューの記事なんかがどさっと出てきた。
 そのなかの一枚の紙に、おばちゃんの詩が書いてあった。それを読んで、私は、ああ、やっぱりおばちゃんは出会うべくして出会った人だった、と思う。

    



  宇宙は J (←夫のこと)は M(←私のこと)は わたしは
   皆夢のようであった
  旅のあとには日常と云う名の
   戦場が待っている


  奇妙な浮遊感
     まどろみの底で見た
   長い長い巡礼の夢
  何をするでもなく緑一色の中


  人の魂にも滋養の時間必要