過酷な日常

 今日はとっても春なので、ブログも春らしくお着替え、してみましたが、落ち着きません・・・
 
 昨日、初めて夫から聞いて、ちょっとびっくりしたこと。

 夫の勤務先は、裏道と私たちが呼んでいる、わりと新しく建った家々がたちならぶ、住宅街のような細い道を駆使して行けば、自宅からほんの10分足らず。そんなわずかな時間の通勤途中に、これまで私の知らなかったバトルが、日々繰り広げられていたとは・・・
 夫は、帰宅するときの裏道で、よく学校帰りの中学生と出くわすらしい。彼らはただでさえ狭い道路を、道いっぱいに広がって下校していて、車が後ろから近づいていることに気づきながら、ぜったい道をあけてくれなくて、困るのだそうだ。
 「そんなの、クラクション鳴らせばいいじゃん。」と私が言うと、クラクションを鳴らして、彼らを追い越そうものなら、何事か大声で叫びながら、手を振りかざして車のあとを追ってくるのだという。もちろんふざけてやっていることなのだろうけど、ちょっと信じられない。
 「そんなもん、怒鳴ってやったらええ!」とまた私が言うと、はい、とっくに車を止めて、降りていって、怒鳴っています、とのこと。(←やっぱり。)
 夫の、怒鳴りのパフォーマンス(?)の威力は、私も日頃のレッスンなどなどで重々承知しているが、やはりこれにはさすがの中学生もびびってしまい、固まったまま声も出せなくなるらしいのだが、これで良し、と思って車に戻ってもう一度走り出すと、奴らも負けてはならじと、再び手を振りかざして、叫びながら追いかけてくるというのである。それがイヤで、この頃はクラクションも鳴らさず、彼らのあとをゆっくりついて帰ることもある、というのだから、わが夫らしくもない、と思う。
 男が一歩外に出れば、そこは戦場だと申しますが、戦っている相手が、そこらへんの中学生とは・・・