30日間世界一周

    

 一年以上前でしょうか、うちは地デジが見られる工事をして、それを機にBSやら、CATVやら、なんだかよくわからないけれど、以前よりめちゃめちゃ見れるチャンネルの数が増えました。(←機械に弱くて、何がどうなってこうなったのか、私にはさっぱり。)
 それでCATVには、料理ばっかりだとか、旅ばっかり、あるいは動物ばっかり、を一日中やっているチャンネルがあって、お気に入りは、もちろん旅チャンネル
    

 その旅チャンネルのなかで、今、はまっているのが、30日かけて、世界一周するという番組。水谷さるころちゃんという、20代とおぼしきかわいいイラストレーターの女の子と、おじさんカメラマンのノダさん(←すごくいい人。)、もう一人、なんか用心棒とお財布係みたいな若い男性(←この人もいい人。)の計3人による、それはまさに珍道中番組。

 はたして旅番組として成立しているのか?と思うくらい、ただカメラを回しているだけ、普通の家庭用ビデオで撮った旅行を見せられているだけ、みたいなシロウト臭さがあるところも、私はすごーく気にいっています。マイナーな番組、と思っていたのですが、昨日の放送には「2周目」となっていたので、どうやら私以外にもファンは多いらしく、めでたく二回目の30日間世界一周の旅まで果たしたようです。1周目の旅は、本にもなってしまったようですよ。
    

 飛行機に預けた荷物がロスバゲしたり、あるときはモタモタしているうちに船から下りられなくなったり、またあるときは、食べ物を持たずに20時間以上かかる電車に乗り込んでしまい、断食状態になったり、今日の放送では、うっかり鈍行の電車に乗ってしまって、ただでさえ時間がかかるところが、さらに途中何かのトラブルで電車が止まったり・・・
 要するに、ほとんど誰かさんのイタリア旅行と同じようなことが次から次へと起こる番組なのですが、人の珍道中っていうのは、見ていてとてもおもしろいものですねえ。しかもテレビなので、そう危険なことにならないわ、きっと最後にはどうにかなるわ、という安心感みたいなのが根底にあるので、思いっきり愉しめます。
 
 うちの旅行もビデオで撮影したら、かなりの視聴率、取れるかも。