リトルワールド!

      

 昨日は、アルベロベッロに行ってきました・・・というのはもちろんウソで、犬山にあるリトルワールドへ。
 ここは世界のいろんな国の住宅を、中も外もなるべくそっくりなように再現して、実際の生活に使われている道具やなんかも展示してある、「世界の民俗資料館」的なスポットではないでしょうか。というわけで、イタリア代表の特長ある家屋として、トゥルッリが作られています。たしかにマテーラのサッシは洞窟住居で大規模になるから、それよりは小さくて作りやすそうかも。

私も初めて行くまでは、タダのテーマパークみたいなもんでしょ、と思い込んでいましたが、違います。まあフェイクと言っちゃえばそれまでなんだけど、ちゃんと学芸員さんたちが、現地まで赴いて、取材(?)、研究してひとつひとつ作られているものらしいですよ。でも来ている人のほとんどは、フェイクでもかまわないので、手軽に外国へ行った気分を味わってみたい、という方々だと思いますが。
 ずい分前に、まりさん(←こないだ、cucciolo企画のトスカーナの旅に行ってきた人。)に、「リトルワールドって、一回行ってみたいな。」と何の気なく話したら、「私、ボランティアでそこのガイドをやっているから案内してあげるよ。」と言われてびっくりして、お言葉に甘えて行かせてもらって、お世話になりました。昨日は2度目のリトル。そう、まりさんのトスカーナの旅話も聞かないといけないし。っていうか、メールですごくしゃべりたそうな様子が伝わってきていたので、しゃべりまくるために行ってきました。(かくして二度目のリトルワールドは、一度ゆっくり見てしまっているので、昨日はホントにさらっと見流すだけで、あとはただ、マシンガントーク炸裂!)

 トスカーナの町々は、寒い冬にはホテルやお店がお休みしちゃうところがたくさんあるんだということを知らずに、私は情報を与えてしまっていたんだねえ。まりさん、ごめんね。わざわざ行ってみたのに休み、という裏切られ方が多かったにもかかわらず、「そんなとき、必ずどこからか助けてくれる人が現れたり、救いの手が差し伸べられるんだよ。だからほんとにいい旅になったので、どうもありがとう。」と言ってくれて、なんて優しい人、と思いました。

    

    

 リトルワールドのトゥルッリの中。入ってすぐにテーブルが置いてあります。そのテーブルにのっけられた陶器。
     
 これ、プーリアを旅行したとき、どこのレストランもこの柄の食器を使っていて、プーリア=この柄、というくらいインパクトが強く残っていたので、とても懐かしかったのです。あんなにどこででも使われているのだから、何か意味があるのかな?とも思いましたが、謎のままです。

 がーっと回って、あっという間に世界一周。リトルワールドです。