梅サワー

     

 昨日はいきなり真夏の暑さだった・・・何年経っても、名古屋の蒸し暑さにだけは身体が慣れなくて、本当にもうどうにかならんかと、毎年うんざり。

 この夏を乗り切るために、梅サワーを仕込む。仕込むと言ったって、洗った梅に、氷砂糖と酢を加えるだけ。あとは放っておけばよい。私はそんなにマメな人間ではないのだ。
 梅シロップも美味しいけれど、梅サワーのほうは、酢が入るぶん、夏バテでぐったりしているときに、しゃっきり、すっきりして、かーっと目が覚める感じが気に入って、去年から始めた。氷砂糖が溶けた、液体の酢を水で割って飲むが、もちろん梅もいただけて、なんだかすごく元気になる。冬でも元気になれるかと思って、お湯割りにしたら、お酢の匂いが目にきて、目を開けていられなくなって、さらに飲もうとすると、今度はその匂いがノドにきてコホコホしてダメだった。やっぱり夏の飲み物みたい。時間が経つと、お酢のツーンとしたのがまーるくなっていく感じ。一年前に漬けたのがまだ少し残っているので、今回のが出来上がるまではそちらで。

 梅には殺菌作用があるといわれているけれど、それは、ジメジメした湿気の多い日本の夏の気候にあわせて、日本の梅だけが備えた作用なのだとか。自然の力ってすばらしい。

 それにしても、今年は梅を買い求めるのが遅すぎた。季節のものって待ってはくれないから、うかうかしているとすっかり姿を消してしまうとわかってはいるのに、やはりマメではないから、なかなか腰があがらないんだよねー。

 ・・・と、こういうしょうもない話題をブログに書いたことを、自分ではすぐに忘れ、それを読んでくれた思いがけない人から、らっきょう漬けたんですねー、とかとつぜん言われると、何でそんな私のプライベート(?)なことまで、この人は知っているんだろう?、とすごくびっくりして、壁に耳あり障子に目あり、かと疑ってしまう。