発表会

    
 

 今日は、年に一度の生徒さんたちの発表会の日でした。疲れた〜。

 朝から舞台の準備、リハーサル等々でてんやわんや、そしてやっと本番と、一日がかりの大仕事でした。こうした先生たちの苦労は、お客さんや親御さんからはほとんど見えてないものだと思うけれど、おそらく私がいちばん疲れるのが、この発表会の日です。

 自分がやるのなら、おそらくこんなには疲れないのだろうと思う。人がやる、それも子供たちがやるから、果たして上手くいくんだかいかないんだかで、心配しすぎて疲れちゃうんだと思う。主役はもちろん、出演している子供たちで、日ごろの練習やレッスンの成果を、自分の実力を、あの緊張感のはりつめた雰囲気のなか、どれだけ出せるのか。こうした経験は、きっとこれから先の人生の、ここぞ、という場面で、音楽とは何ら関係なくとも、いつか生きるときがやってくると思っているし、そう願っている。

 それとはべつに、今私がやっていることを仕事ととらえて、シビアに言わせていただくと、私がいちばん満足あるいは納得させる相手は、子供たち以外にもいる。それはスポンサーである、子供たちのお父さんお母さんだ。ピアノをつづけて習わせて、去年より自分の子供は上達していたか。つまりは私にレッスン代を払って、ここでピアノを習わせて良かった、と思ってもらえるか否か、そこである。

    


 今日、お世話になった各方面の方がたに、お礼を申し上げたい。いつもお世話になっているフルールクルールのハナイロ先生には、思ってもいなかった、お花畑のようなステージを演出していただいたし、生徒さんのお父さんには、いつも写真撮影を快く引き受けていただいているし。一緒に発表会をやってくれる先生方にももちろん感謝。みなさんに、ありがとうございました。自分ひとりでは、ぜったいここまでは出来ないと思うので。

 そしてもちろん、反省点も数々。また来年につなげられるように、のんびりと、しかしぴしっと、これから一年、またがんばるよ。