類は友を

 旅行のことをブログに書いたり、写真をのせたり、あるいはいつも旅のことばかりしゃべっている私によって、私の知らないところでいろんな人の旅心が揺りうごかされ、いつの間にかその人たちが旅立っていた、ということが、どうやらままあるようで。いや、無論、私にとってはそれはとても嬉しいことなのだけれど。
 おそらくそうした人のなかの一人であるのんちゃんと、おとといランチしました。ブログにアップするのが遅くなっちゃった。

 のんちゃんは同じ大学のいくつか下のピアノの友達だけれど、お互いの学生時代をほとんど知らず。卒業して、共通の友人を介して話すようになって、そうしたら私が旅行バカで、それに影響されて、今では彼女もご主人とのヨーロッパ旅行が一番の愉しみ、という、いわゆる類友
    
    ]

 ランチしたお店は、うちからも近いといえば近い、ここ何年かの間にみるみる開発が進んだ地区にあるビストロのお店。一品一品とても丁寧に作られたお料理は、プロのお仕事、といった感じで、要するにうちで自分ではぜったい作れないお料理だったし、とても美味しかったから大満足でした。お店の雰囲気も落ち着いていて良かったしね。
     

 昨年、今年と、二年つづけて南仏にヴァカンスに出かけたのんちゃんご夫妻。残念ながらこの夏の旅は、大なり小なりのハプニングに遭ってしまい、ついでにその後始末のために、ラテン系警察官たちの手荒い洗礼まで受けちゃったみたいで、プンプン怒ってる様子だったけれど、そのわりに、話の締めくくりが、「ヨーロッパ、いいですよねえ。こんな愉しみを、はずせるわけがないですよねえ。」というのんちゃんの言葉だったので、ああ、この人も同じ病気にかかってしまった・・・と思った。

 そして「じつは・・・」と、私のブログを読んでいたことを告白したのんちゃん。いいんだよ、読んでくれて。だけど、だけど、どうして?大変に優秀な研究者でいらっしゃるご主人までが、このおバカブログを読んでいるのは、なぜ?ストレスの多いお仕事ゆえ、息抜きが必要で、そのためにこのおバカブログを活用していただいているのなら、ああ私は、日本の医学の進歩に、少しばかり貢献できているといえるのか?
 あんまりおバカ菌、撒き散らさないようにしないとね。