結局また震災関連です・・・

 今日、岩手の友達に電話しました。やっと岩手県にも宅急便の配送が始まったので、何か要るものがないか、と思って。送ったところで、業者も燃料不足のため、各家庭に配達されることはなくて、営業所まで送られた荷物は自分で取りに行かないといけないそうなので、ネットで営業所の住所を見ながら、取りに行ける距離なのか訊いたけど、彼女の家からは遠かったり。また、私の独自の判断で品物を送ると、「こんなもん要らんわ。」ということになりそうなので、何が必要か聞くと、結局一番困っているのは食べ物などではなくて、やっぱりガソリンとか灯油なんだって。「ガソリン、灯油は宅急便じゃあ送れないね・・・」となり、cucciolo 撃沈・・・

 彼女は、ミラノに居たとき一番仲良くしていた友人でした。私のイタリアでの生活を精神面で支えてくれていた、と言っていい人です。
 今もまだミラノに住む共通の知り合いからも、震災後メールが来たとのこと。そこからの情報だと思うのだけど、ローマの通常の放射線量は、今の東京の3倍なんだとか。で、被災した彼女から、あんたのほうこそ、身体大丈夫?と、逆に訊ねられた私です。

 日本のニュースと同じくらい私が気になっていたのは、いったい今のこの日本の状況を、イタリアではどんな風に報道されているのか?ということでした。おそらく、あることないこと(ないことないこと?)、過激に、大袈裟に、たれ流しているのだろうなあ、と。

 現地に住む日本人の方々のブログから、イタリアでの報道の様子はある程度知ることができました。やっぱり、という感じでした。そういう国だよなあ、という、冷めた気持ちではありますが、べつにそのことで、今さらイタリアという国を嫌いなったりすることは、私はありません。

 今日の夕刊では、昨年、メドベージェフ大統領の北方領土訪問をめぐり、事前の情報収集が不十分だったとして、駐ロシア大使がイタリア大使に、任命というか、事実上の更迭、という記事。私が記事を読み上げると、「うらやましい・・・」とつぶやく、バカ亭主がおります。