のんちゃんとコメダ

       

 今では愛知県だけでなく、県外のあちこちにも出店しているというコメダ珈琲。なぜかコメダって、どこのお店もめちゃめちゃ流行ってますね。(県外はどうか知らないけれど、愛知県では。)写真は、アイスココア。上にもりもりになってるのは、ソフトクリーム。コメダの人気メニュー、シロノワールの真ん中にもりもりになってるソフトクリームと同じものらしいです。飲み物というよりは、パフェひとつ分、といった感じでした。

 今日はお友達ののんちゃんとランチでした。(ランチの写真は撮り忘れてしまいました。中華の美味しいお店に行ったんだけど。)中華のあと、コメダでずーっとしゃべって、ずーっと笑い転げてた。のんちゃんとは大学が同じだったのだけれど、在学中はほとんど話した記憶がなくて、仲よくなったのは何年前からだろう?というような話を、今日も二人でしていたのだけれど、ホントに卒業してずいぶん経ってからこんなに仲よくなっちゃうなんて、人生っておもしろいね。

 のんちゃんは旅行好きで、ご夫婦でヨーロッパがお好きでいらっしゃるので、そんなことからもついつい話が弾んでしまうのだと思います。私も、旅をする人としか出来ない話、分かち合えない気持ちみたいなのがあるので、そういう意味でも、のんちゃんとのこうした時間はとても楽しく、貴重なものなのです。

 それにしてもコメダって不思議な店だ。今日、私たちの隣のテーブルでは、何やら不動産にまつわる、マンションかアパートを借りるための契約みたいなのが取り交わされていたらしく、正式書類っぽいものにハンコをついたりする人々が。不動産屋2名、部屋を借りる若者、その保護者、そして保証人と思われる面々。以前コメダに行ったときは、後ろのテーブルの重たーーい空気が、私のところまで伝わってきて、妙に気になってチラ見。あれは多分、離婚問題がこじれている夫婦と、押し黙ったままのその夫婦だけでは話が進まないために、仲介というか、中に入った知人ひとりの計3名、といった顔ぶれだった。
 不幸なことに、我が家が一昨年から一年がかりでかかわずらうことになってしまった問題について話し合いが持たれたときも、先方の、私たちから見たら、「お前、立派な犯罪者だろ!」みたいなおっさんが指定してきた場所も、なぜかコメダだった。

 なんでコメダなんだ?今日の私たちのように、ヨーロッパへの見果てぬ夢の話に花を咲かせる主婦から、パチンコ帰りと思われる品のないばあさん、不動産契約から、離婚問題まで、すべての場面において場を提供できるのがコメダの懐の深さである。(少なくとも愛知県では。)オールマイティという言葉だけでは何かが足りなくて、愛知県民にとっての、何か大きな安心感みたいなものがいつも変わらずそこにはある・・・そういう場所がコメダなのかもしれない、と思った。