発表会

 今年も発表会が終わりました。やれやれ、くたくたです。

 まずはお世話になった方々に、「お疲れ様でした」と「ありがとうございました」を、心をこめて。いつものように、フルールクルールのハナイロ先生に、夏らしいかわいいお花を散らすように飾っていただき、舞台のしつらえを整えていただきました。その様子を、私は写真に収める余裕もなかったので、どうかこれを読んでくださっている方々にはハナイロ先生のブログ(←クリックしてくださると飛べます!)から見ていただけけるとうれしいです。ハナイロ先生、毎年お世話になり、ありがとうございます。

 反省点。舞台の写真も撮れなかったこと。「そこかよ?!」と思われるかもしれませんが、本当にそのことが今回の反省すべき点を、うまく言い当てているのでは、と思っています。他の先生と合同発表会という形をとらせていただいてるが故に、人数も増え、生徒が大きくなってくれば弾く曲も長くなり、大所帯のロングコンサート、みたいな様相を呈してきました。

 朝9時からのリハーサル、伴奏合わせなどの練習も兼ねたリハーサルが終了したのが、開場時間の12時半ぴったりでした。リハに3時間半もかかっているのですっ!私、やっと開場してお客さんが入り始めた様子を眺めながら、「おいおい、これからもう一回発表会やるのかよ・・・」と思ったの、事実です。そう、一日にまるまる2回、発表会をこなした感じ!

 本番が始まってからも、時計とのにらめっこ。時間との戦い、みたいな感じでした。(って、こんなこと書いていいのかな?)完全撤収しないといけない時間のことなど(つまりはホール側と契約している時間のことなど。)が、頭から離れないのです。

 舞台ソデののぞき窓からホールを観察すると、後半はもう聴いてくれているお客さんもダレてしまっているのが明白で、順番が終わりの方の生徒さんも、緊張感や集中力の持続が出来ていません。

 つまりは生徒さんも聴いてくれている方も、そして私も、肝心の音楽のほうには集中できていないような、そんな発表会になってきているような気がして、何だかなあ・・・と思ったのです。(実際は、このような流すだけ、みたいな発表会を行っている先生が、ほとんどなのが現実なのでしょうが。)

 音響設備というのも、考えものですね。昨日のホールは、とても響きが良く、だからこそ、ミスもアラも何倍にも増幅して聴こえるような・・・。ああいうプロ用(?)のホールで、子供の弾く楽器の発表会というのはいかがなものかと。

 などなど、以上がネガティブ面ですが、良かったことは、生徒さんたちが本当に良く弾いてくれたこと。子供たちの持っている本番に対する強さには、いつも感心させられます。普段のレッスンなんかより本番の出来の方が良い、というあの不思議な力は、子供たち、言い換えれば若者にだけ備わっていて、私のように年をとるとあの魔法の力は消えてなくなるものだと思っています。(年をとると、その人自身がそのまま出る感じ。いいところも悪いところも。)

 などなど、帰宅後死んだように寝て、朝の4時過ぎにばっちり目が覚めたところでつづった、昨日の発表会です。