暑中お見舞い申し上げます。

 いやあ、暑いです。発表会が終わって、気分はすっかり夏休みなのですが、暑すぎます・・・ブログの更新もままならず。このクソ暑いのに、パソコンの前に座るだけで、体温上がりそうで。

 オリンピックが始まりました。競技のルールもよくわからないおばちゃんだけれど、テレビの前で、自分の半分以下の年齢の選手たちを叱咤激励し、応援しています。あとは毎晩のニュースを見ながら、今日、熱中症で運ばれた人が何人、とかいう数字を聞いては、「ああ、このなかに入らなくて良かった、明日はわかないけど。」と、夫と同じ会話を繰り返す今日この頃です。

イタリアではヴァカンスが始まったころでしょうか?というわけで、今日はリグーリア州はチンクエ・テッレの、海の写真などを。このうだるような暑さの日本で夏を過ごしながら、私の心はイタリアの輝く夏をもとめています。

     

 チンクエ・テッレのことは、以前にも書いたと思います。すっかり有名になってしまい、今さら説明するまでもありませんね。

 写真は、チンクエ・テッレの5つの村のなかでも、一番宿泊施設など整っているらしい、モンテロッソ・アル・マーレの様子。上の写真、電車の駅を出てすぐの通りで、電車を降りるやいなや、さあ、海をどうぞ、と言わんばかりのこの明るさ、この景色。うれしくなっちゃいました。

 上の写真の通りから下をのぞくと、もう海水浴場。

     

 海水浴場と呼ぶのは、何だかもったいないような、すばらしい景色です。これぞ、ヴァカンスです。


     

 沖の方に目を転じれば・・・こんなセレブリティなヴァカンスには、縁のない人生です。


 お次はモンテロッソから電車に乗って、ヴェルナッツァの村へ。5つある村のなかで、このヴェルナッツァが一番好き、とおっしゃる方、たくさんいらっしゃる気がします。私もかつてはそうでした。
が、この日、10年以上ぶりに訪れてみると・・・

     

ただでさえ小さな小さな村の狭い通りに、人がごったがえすほどいっぱい(汗)。哀しいかな、世界中に知られ、世界中から人が押し寄せるとこんなことになるのです(もちろん私も、そんなおのぼりさんの一人なのだけれど。) 

 

     
 ヴェルナッツァで一番有名な景色が、教会の建つ、この入り江の景色でしょう。ここまで歩いてくるあいだにがっかりしてしまい、楽しみしていた海水浴もせず、この日はそそくさと電車で宿まで戻りました。

 留学してむかえた最初の夏、生まれて初めてヴァカンスというものを経験したのがリグーリアだったからでしょうか。私にとっては、リグーリアの海や太陽、夾竹桃の花咲く通りなどが、強烈な明るさを伴って、心に焼きついています。