夏の山

 あいかわらず猛暑の毎日ですが、それでも夕方になると風が気持ちよく感じたり、季節は確実にすすんでいるのだな、と思います。

 このあいだは海だったので、今日は山の写真だで。といっても、山にはめったに行くことのない我が家、4、5年前の旅の写真になりますが。

 山の、すがすがしくさわやかな空気が、少しでも伝わるのではないかと、期待しながら。

      

 アオスタの、古代ローマ時代の円形劇場から見た山の姿。日本の山と違って、どこか男性的な雰囲気。


      

 次の写真は、以前にもブログに載せたことがあるかもしれません。アオスタからバスに乗って、クールマイユールへ向かう途中に見えた川の様子。水の流れが半端ではありません。アルプスの雪解け水でしょうね。白く濁った色を見れば、ヨーロッパの水に石灰分がいかに多く含まれているのか、納得できました。

      
 ここは・・・クールマイユールのバス停付近だったと思います。アオスタよりもさらに標高は高く、空気のひんやり感が違いました。山肌がすぐそこまで迫り、別世界ですねえ。時間がなくて、このとき、モンブランに行くのはあきらめたのです(泣)


      
 家々のあいだからも、雄大な山の姿は望めます。海もいいけれど、こんな場所に夏、避暑に訪れることができたら・・・年寄りになったら、そんなヴァカンスも良いですな。


      
 住まいの様子も、街とはぜんぜん違います。まず高い建物がないし、屋根の形が切妻だと、ほっとするのはなぜでしょう?


      
 そしてこの地方のおうちで、何より私が好きなのは、このあふれんばかりに咲いたゼラニュームに彩られた窓辺。こんなおうちに憧れて、日本の夏の蒸し暑さを無視してマネしようとした私の努力が、何度ムダになったことか・・・「ほんとにゼラニュームが好きだねえ。」とご近所さんからも言われる始末。


      

 最後の一枚は、ずいぶん前にも載せた写真だったと思いますが、エレガントな避暑地、クールマイユールの街。すっとこどっこいな私には、やっぱり海のほうがざっくばらんで良いかなーと思えた、日帰りの旅でした。

 いつか、ドロミティの山にも行ってみたいです。体力のあるうちに・・・