あ〜夏休み♪

     

 あ〜夏休み、なんてタイトルがするっと出てきたけれど、そういえば大昔、チューブの前田さんがすごく好きだったなあと・・・

 明日よりやっと、ようやっと夏休みに入らせていただきます。ブログ更新、しばらく空きます。(って、最近やたら空いてるやん。)

 昨夏あたりから、トリエステが気になりだしておりまして。今年の夏はトリエステに行こう、とずいぶん前から心は決まっておりました。

 トリエステスロベニアに接した、国境の町であります。(私、トリエステスロベニアクロアチアの両国に接しているものだと思い込んでおりまして、この旅行に際し、地図を改めて見て、スロベニアのみと正しい知識を得た次第。)
 戦争などによってその度ごとに支配者がとって代わり、数奇な運命をたどることになったのは、このトリエステに限らず、国境の町ではよくあることなのかもしれませんが、だからこそいろんな文化が融合した、独特な存在感のある町に成り得るのであろうと期待しながら、明日の出発を心待ちにしている、暑い暑いお昼さがりです。

 またトリエステは、私にとっては須賀敦子さんの書かれた本「トリエステの坂道」のなかで出会った町でもあります。初めて読んだのは十数年前のことで、それから思えば、やっと叶った今回の旅ともいえます。

 トリエステの生んだ詩人ウンベルト・サーバの詩は、須賀敦子さんの名訳の方で先に知ってしまったのだけれど、トリエステに行く前に、この詩もやはりイタリア語でこそ読みたいと、春の旅行先のミラノで、何軒もの書店をまわってやっと手に入れた一冊が写真左の Poesie scelte 、今はただ、早くトリエステの海が見てみたい、と心が躍ります。

 ここのところとーっても暑かったらしいイタリア各地ですが(気温40度とか?)、この先の天気予報をネットで調べると、最高気温が25、6度と、そうでもないんですよね〜。この数字を信じるのであれば、朝晩はもっとぐっと冷え込むのではないかと・・・よってどんな服を持って行けば良いのか、全然決まらないのですが、とりあえずはかの地も先進国であるらしいので、いざとなれば向こうで調達しようかと準備もこの辺であきらめ、今日このあと、夕方まで詰まっているレッスンをやっつけて、行ってまいります。