2013年 旅計画

　　　　　　

　フィンランドはヘルシンキのヴァンター国際空港にて。写真にうつるのは、私の旅の全荷物。イタリアを10日間や2週間なら、この程度の荷物で周ります。（ま、着た切りスズメだけど。）ここはいつも乗り継ぎに使うだけの空港ですが、見つけたカート、変わってるな。さすがは北欧、荷物を乗せるカートも、こ〜んなデザインになっちゃうのだな。と、どんとカートに荷物を乗せ、ぐんぐん押して乗り継ぎゲートに急ぐ私。途中、これと同じカートにちょこんと座っている子供を発見。どうやらこれは、荷物じゃなくて子供を乗せて運ぶもの、つまりベビーカーだったみたい（汗）

　受験シーズンたけなわであります。大変なんです。腰を心配しながら、コルセット巻いて頑張っているわけです。

　はい、今年の春は相当にキビシイ結果が待ち受けていることでありましょう。私の心はもうひそかに、その結果を受け止める覚悟が出来ています。

　というわけで現実逃避になってしまうのかもしれませんが、このあいだから春旅を思案しておりました。

　飛行機のチケットは、昨年からこまめにネットでチェックしていて、なんだけど待てど暮らせど、安いチケットが出ないねえ。高いのばっかだねえ。もうちょっと待ってみようかねえ・・・

　・・・と言っているうちに年は明け、それでも安いチケットはまったく出て来ないので、いよいよ私も「これはおかしい。」とやっと思い始め、旅行会社に電話してみました〜。

　そうしたらなんと、私が出発しようとしている日にちは世間的にも皆様お休みに入るようで（←具体的にはゴールデンウィークの始まりの頃なんですけど。）、「その日は最初から、安い値段では設定がないのですよ〜。」ととても感じ良く、冷たいお答え。ガチョーーーン。（←古。）

　で、いつも使うフィンランド航空かルフトハンザの、一番安いチケットはいくらかなのか訊いてみれば、教えてくれたその最安値でも私には全然予算オーバーしていて、おまけにその安いチケットはもうとっくに売り切れています、という衝撃のお答え。またまたガチョーーーン。だったら成田からでもいいから、どこかの便を・・・と食い下がってみるものの、全然買える値段のチケットはなく・・・おそるべし、ゴールデンウィーク。

　これはもう八方ふさがりか・・・と諦めかけた瞬間、何かが私に降りてまいりました。「大韓航空ってどうでしょう？」

　「ああ・・・大韓航空・・・？」とつぶやきながら、旅行会社の女性が値段を調べてくれますと、これがどういうわけか、さっきの最安値よりも数万円安いのですね。「そ、その大韓！2席押さえてください！」と、こうして無事、チケットだけは確保いたしました。

　日本はゴールデンウィークだから、ちょうどその休暇を利用して出かける人が多い。で、需要が多ければ値段をつり上げる、の良くない方式で、日本発着の便は値段が高く設定されているのはわかる。じゃあ韓国は？日本〜ソウル間はともかく、韓国からの便には、日本のゴールデンウィークもそんなに関係してないだろうから、そう高くはならないのだろうか？・・・うーん、出発を一日ずらしたりするだけでぐーんと安くなったりするエアチケット、旅行業界のこの辺の裏事情やカラクリを、私はすごく知りたい。

　しかし大韓航空、イタリア〜ソウル間は毎日飛んでいないので、帰国の便をフライトのある日に合わせると、なんとも短い旅に。んで、ここ数年、私が大韓航空を使っていなかった間に、ソウル〜ローマ行きだった飛行機が、ミラノを経由してからローマへ向かうことになっていた。当初、今度の旅は、何が何でもローマ！だった私。なのに、ミラノを経由してからではローマ到着がすんごく遅い時間になり、そんなに遅いのは疲れるからイヤだ、と夫がダダをこね、ローマ行きのつもりがミラノに変更。「それでミラノからいったいどこをどんなふうに、限られた短い時間で周るの？」と、旅の目的や行先までもがはっきりしなくなってしまい、毎晩ガイドブックに地図、時刻表を引っ張りだしては妄想旅行。

　旅も入試も、今年は前途多難。