再会の旅

      

 昨夜遅くに、無事帰宅いたしました。ミラノからローマ、ソウルと2度の乗り換え&時差ボケで、さすがにふらふらへとへとです。

 総じて言えば今回は、人と会う旅でした。だからか、帰ってみたら、写真もいつもほどたくさん撮っていなかった。観光も、ほとんどしなかったし。

 いやだからこそ、とても中身の濃い旅になりました。私たちはこれまで、必死で確保した貴重な旅の時間を、旅先で人と会うことに費やすなんて、というスタンスだったので、よほどの用事がないかぎり、誰かとイタリアで会うなんてことはしなかった。だけど今回は、観光も自分の行きたい見たい場所もそっちのけで(っていうか、もうだいたい見たいところは行ったしね。)、いろんな人と再会する時間を持ったからこそ、有意義な旅行ができたのだと、心から思っています。どうもありがとう。

      

 空からの写真は、サン・マリーノから降りてくるロープウェイ(ケーブルカー?どっち?)から撮った下の街。ここに住む知り合いとは、昨年の夏、日本で会った以来で、今回遊びに行ってみたら大変な歓待を受け、家族か?私たちは?と、びっくりするやらありがたいやら。ミラノの空いていた家まで貸してもらって、恐縮っていうかなんていうか、やっぱり気持ちなんだよねえ。なかなかそこまでしてもらえないよねえ。イタリアで自分たちに、こんなにしてくれる人たちがいるなんて、じーん・・・としました。どうもありがとう。

 そしてミラノで会った留学生のお二人さん、最後までお付き合いくださってどうもありがとうございました。どうぞ充実された時間を、そしてそこでしか出来ないいろいろな経験が持てますように、心から願っています。辛いときには、上海へ行ってウサを晴らしてください(笑)

 じつは今回、ちょっとしたトラブルにも見舞われまして、それらについてもまたぼちぼちと書きたいと思います。

 昨日名古屋の空港に着いて、何やら事細かい指示や表示を見ると、ああ、もう日本も日本人もやってられない!と思ったり、かと思えば、日曜日の夕方、ちびまる子ちゃんサザエさんの歌を大きな声で歌いながら、ああ、日本もいいなあ、としみじみとしたり。これからの幾日かは、この二つの気持ちの狭間を揺れ動きながら、日常生活に戻っていくトレーニングの日々であります。