戦いの日々

     

 とてもお見せできる状態ではない、うちのレモン。葉っぱが次から次へ、はらはらと落ちてしまい、つるっぱげ(←死語。)になってしまいましたが、今年はどういうわけか、たくさん花のつぼみがついていて、咲き始めています。そして、芽吹いた場所から新しく若葉も。

 しかーしっ!このやわらかいピカピカの赤ちゃん葉っぱを狙うものがっ!悲惨なこの状況、見てください。

     

 わずかに残る、古い葉っぱには目もくれず、新しく出てきた、まだまだこれからの将来を嘱望される葉っぱばかりを食い荒らす、憎き敵とは・・・

 こいつら。↓↓↓
 はいっ!整列っ!!左からっ!番号ーっ!!!

    

 まずはしっかりと、反省させます。しかしこうして整列させている間にも、隙を見て脱走を図るものまで出る始末。反省してもらったあとは、脱走を企てたかどうかに関係なく、割り箸でつぶされ、お陀仏。(なんまいだ〜。)

 こいつら、アゲハ蝶の幼虫と思われます。アゲハ蝶がしょっちゅう、レモンの木にやって来ては、どうやらタマゴを産んでいっているらしいのです。それもわざわざ、新しい葉っぱを選んで産みつけている様子。むこうさんも子孫繁栄のため、躍起になっているのはわかりますが、こちらとしても黙って見過ごすわけにはいきません。おととい、20匹くらいやっつけて、葉っぱに残っていたタマゴも取り除いてつぶしたにもかかわらず、昨日一日放っておいただけで、この始末です。

 一日、いや半日くらいの間に、ものすごくたくさんの葉っぱを食べ、そしてものすごいデブに成長してしまうこいつら。デブのこいつらを見つけてしまったら、時すでに遅し。木は悲惨なことになっている+フンの後始末までしなくてはなりません。びっくりするくらいたくましい奴ら、ぜんぜんかわいくない。そしてちょっと恐ろしい余談ですが、奴らを割り箸でつぶした途端、と〜ってもさわやかな香りがあたりを漂います。レモンの葉っぱをしこたま食べた、奴らの腹のなかの匂いです。たぶん、レモンの葉っぱって、すごく美味しいものなんだろうな、といつも思う。

     

 レモンの赤ちゃん。これが大きくなって、黄色いレモンになります。