変身トイレと今週の不幸

 昨日のリース教室で作った四角いリースは、いつものように玄関に飾るつもりでいたのですが、作り始めたら、なんかもっといろいろな使い方ができそう、という気がしてきて。「鏡につけてもいいかもねえ。」というアイデアを頂いて、あ!それだ!と思いました。じつはうちの洗面所(トイレです。)の鏡が、ぜんぜん気に入らない。家を建てるときは、例えば壁はどうするか、床材は?などなど、次から次へと選んだり決めたりの連続で、トイレに取り付ける鏡まで来たときには、私よりも建築家の方が疲れていたような。で、私には選ばせてくれずに、「心配いりません、シンプルなもの、付けておきますから。」と言って、取り付けてくれたのが、まったく普通すぎるタダの長方形の鏡でありました。全然気に入らないのだけれど、変更してもらうのもお金がかかるし、何より家作りに疲れてしまっていて、もうどうでもよくなった。以来そのまま、我が家では「学校のトイレみたい。」と言われ続けながら、味も素っ気もない鏡を仕方なく使ってきましたが・・・

 さっそく昨日帰って、その味気ないトイレの鏡に四角いリースを取り付け、生まれ変わったうちのトイレ(の鏡)。

     

 もう学校のトイレとは言わせませんよ(笑)

 鏡にリースの花や緑のツルが写りこむので、もりもりした雰囲気になりました。すごく気に入ってます!

 ついでに(?)申し上げますと、うちのトイレはいろいろなイタリアの旅先で見つけたお土産物やら、名所のタイルなどが飾られており、

     

 これらはほんの一部ですが、壁の各面にいろんな旅先の思い出が。

 そして、トイレに座り、手の届くところに、

     

 地球の歩き方イタリア版一式とミシュラン、イタリア国鉄さんの時刻表が置かれていて、トイレで旅のスケジュールを組みます。こうしてほぼ毎日、空想の旅に出ているというわけです。ちなみに手前の、透明のガラスでできたヴェネツィアの仮面は、初めてのイタリアで、ムラーノ島のガラス工場に連れて行かれ、ほぼ強引に買わされたもの。あの頃は私も甘ちゃんだったなあ。今となってはそれもいい思い出ですが。

 ぜんぜん話は変わって、今週の私の不幸。(気持ち悪い写真もあるので、虫の嫌いな方は読まないで、見ないでください。って言われちゃうと、見たくなるよねえ。)

 火曜日のことだったと思います。普段、あまり足を踏み入れない裏庭に行ってみたんです。それよりも前に、ヒサカキと思われる木が一本、まるハゲになっているのを発見し、何か虫がいるんだな、ということは承知しておりました。こちらがそのまる裸の木。

     

 見事、完食です。

 で火曜日、裏庭で私が見たものは、そのまる裸のヒサカキの木の隣の、ツバキの木に、む、む、虫がっ!!!

     

 写真、気持ち悪いので、小さくしておきました。この写真の様子は、控えめな方のもので、もっと葉っぱにびっちりなのもたくさん。ごめんなさいね。

 この毛虫を、自分なりに退治して、でももっとちゃんと駆除をしないといけないと思ったので、どんな虫がいたか、庭師さんであるお隣のご主人に確認してもらうべく、写真を撮ったのでした。

 夜、電話で相談したところ、写真を見るまでもなく、「まずい・・・」となり、うちの裏庭へ。

 毛虫はもう暗いしよく見えなかったのだけれど、この毛虫、チャドクガという、恐ろしい虫で、体中に湿疹が出たり、かゆくなったり、大変なことになるそうで、「何ともないですか?」と訊かれ、「大丈夫みたいです。」と答えた私ですが・・・

 その晩、夜半過ぎから何だか身体がかゆくなり、赤いぶつぶつもあらわれ、何と翌日から病院通いです。

 やっとかゆみもおさまりつつありますが、なんとも大変な数日間でありました。