紅葉散歩
ここのところ、いつものお散歩コースの深まりゆく紅葉がそれはそれはうつくしく、思わず足を止めて見上げることしばし・・・ああ、カメラ持って来れば良かったなあ、とそのたびに思っていたのですが、なぜか毎回持って出るのを忘れてしまう私。やっと今日、紅葉の方はもう見頃を過ぎてしまっていましたが、お散歩撮影となりました。
朝は寒いうえに、いっとき雨もパラついていましたが、午後になって晴れ間が出てきたので昼食のあと、腹ごなしに一人お散歩です。
大きなすずかけの木が並ぶ下り坂を、しきりに上ばかり見ながら降りるのです。
秋の気持ちの良い青い空と、赤や黄色の葉っぱの見事なコントラスト。
引っ越してきて間もないころは、大きな手のひらみたいな葉っぱがめずらしくて、せっせとこの赤い落ち葉を拾ったものでした。
そして、真っ赤なもみじのあでやかなこと。
緑から赤へとうつる、微妙なグラデーションがほんとにうつくしいのです。
川沿いの遊歩道は、桜の木が植わっていて、今は晩秋の趣き。
そう、私のお散歩コースは春は桜が、秋は紅葉が愛でることができる贅沢コースで、おかげでお花見だ、紅葉狩りだとどこかに出かけることはまったくしなくなってしまい、近所で存分に愉しんでおしまいです。
川にはカモがいるんです。
鳴き声はひどいんですが、姿や動きを見ているととても愛らしく、飽きることがありません。
本当はもっと写真を撮りたかったのですが、なんと、まさかの電池切れ(!)にてあえなく終了。(やっとカメラを持って来たというのに・・・)
イタリアの紅葉ってどんなだったのだろう、と思い出そうとしたのですが、なぜか記憶に残っていません。紅葉に関しては、日本の方がいろんな色があって、派手だったように思いますが、違ったかな?
はっきりとした四季のある国に生まれたことは、たぶんそれだけでとても幸せなこと、と思った秋のお散歩でした。