水泳おばさん

     

 クリスマス目前です、と言ってもうちはもう何年も前からお祝いもしないし、プレゼントを贈り合ったりもしないからあまり関係ないけれど(笑)ただ、季節には敏感でありたいと思います。

 しばらく更新していませんでしたが、今日で今年最後のブログになるかも、です。この先はばたばたしそうですので。年賀状もこれからですし。

 というわけで、しばらく綴っていなかった近況や考えることなど、今年一年の反省もこめて。

 えっと前にもちらっと書いたように、秋から私、水泳を始めました。きっかけは、これもブログで書いたとおり、夏の旅行のティヴォリの温泉(正確には冷泉です、きっぱり!)で、ここ何年、どうすることもできなかった腰痛が改善の兆しを見せたため。

 で帰国してさっそく水泳に通い始めてからの、その後について。本当に今ではウソみたいに、腰痛はほとんどなくなってしまいました。泳いだあと数日、いつもの家事や仕事をこなしながら生活していると、やはり腰やら肩やらが凝ったりつっぱったりするのですが、そこで泳ぎに行くと、それらの凝りが消えて、すっきりと身体がリセットされるのです。腰痛を良くするために、あちこち治療に通い(今年に入ってからは、奈良までの整体の日帰りを何度繰り返したかわかりません。)、つまりは人の手を借りて自分の身体を治すことしか頭になかったのですが、自分で自分の身体を癒す方法を発見できたことは、私にとって意識改革といっていいくらいの出来事でありました。

 そんなわけで、多いときには週3回ものプール通いの日々です。片道4キロ離れたスポーツ施設まで、自転車で行って帰ってくることもあり、それが苦にならないほど水泳にはまっています。子供のころから身体が小さく、走っても何をやっても体格のいい子たちには負けてしまい、体育の成績も決して良くなく、よってスポーツや運動に関しては劣等感を抱いたまま過ごしてきた自分が、生まれて初めて身体を動かすことの気持ちよさを実感しています。普段やっているウォーキングや歌を歌うことでは得られない、全身を使ったあとのすがすがしい疲労感です。
何かを始めるのに遅すぎるということってないのかもしれません。そしてあまり難しく考えずに、その人なりの愉しみ方でやればいい、ということも、水泳を通して教えられた気がします。

 しかしこうした気づきを与えてくれたのも、他ならぬイタリアの旅だった、とあらためて思い、感謝します。最近は自分の健康にも不安を覚えることがあり、すっかりデリケートなお年頃にさしかかっておりますが、水泳を続けながら、日常の生活もそして大好きな音楽も旅も愉しめる、そんな年となりますように。来年からは、「趣味:水泳、歌、旅」としたいな。

 皆様、更新も滞りがちなこのブログに、今年もお付き合いくださいましてありがとうございました。少々早すぎる気もいたしますが、どうぞ来年もよろしくお願い申し上げます。

 素敵なクリスマス、新年をお迎えくださいませ。