2014 夏

     
   

 昨年夏に行ったソレントの海。とその向こうにかすんで見えているのが、ヴェズーヴィオ山。(山の上にぽっかり浮かんだ雲が、まるで噴火して吐いた煙のよう。)いかにもカンツォーネ!な風景ではありませんか。中学校の音楽の時間には、♪オレンジのかお〜り〜 ほのかにただよ〜い〜 と歌ったソレントは、どうやらオレンジよりも、レモンの方が有名なようでした(笑)

 さて今年の夏は、我が家にしてはめずらしくイタリア行の予定がなく。飛行機代がなぜかとっても高かったんですねえ。安いチケットがある日は残念ながら予定が合わず、断念。こんな夏は何年ぶりのことか。

 飛行機の都合とは別に、6月からバタバタ続きでありまして。7月にはイタリアからお客さんがあり、その相手を10日ほど致しまして、(はっきり言って死ぬほど疲れた。)そのあと毎年恒例の夏の発表会をやっつけたら(←はい、やっつけ仕事なんです。)もう8月でした。気がつけば立秋でした。同窓会が終わってからつかの間の帰省を果たし、つい先日戻ってまいりましたが、ああ、これで私の夏休みも終わりなんだなあ、とぼんやり。

 こんなクソ忙しい夏を過ごしてみてわかったことは、ともかくどこかに出かける予定を立てない限り、レッスンは来る日も来る日もとめどなく続き、休みを取ることなど到底ムリという現実。来年ははやばやに安いチケットをゲットしたいと思います。


     

 ヴェズーヴィオ周遊鉄道の、ソレント駅のすぐ前にあったデ・クルティスの像。この街の名を世界中に知らしめた哀愁ただようカンツォーネ、Torna a Surriento の作曲者であります。この街出身の人ではなかったと思うのだけれど、でーんと立派。

 みなさまも、残りの夏をどうぞ愉しんで。