バーニョ・ヴィニョーニ再訪 1

 しばらく更新が空いてしまったけれども、我が家のその後の報告としては、壊れた電話は新しい物になり、インターホンは押すとピンポンが鳴るところまできていて、誰かが来たことはわかるようになったのだけれど、「どなた様ですか?」というような会話は出来ない状態。例の、「ご用の方はさけんでください」云々の張り紙ははがし、今はピンポンが鳴ると「はあ〜いっ!どなた〜っ?!」と私が家の中から地声で怒鳴って対応。声でかくて良かったわ。(あさっての工事でやっとすべてが整うはずです。)

 今年の春の旅。(って、もう秋ですよ・汗)トスカーナの温泉地バーニョ・ヴィニョーニは2度目でした。とってもとっても小さな村なので、はっきり言って、見るところはこれだけ?と言ってもいいかもしれない。村の中心にある温泉の湧くバスタブ広場。でもここがあまりにも強く印象に残っていて、再訪してしまったのですけれどね。↓

    
    

 こんな場所、他にはどこにもないのでは?と思います。
朝、まだわりと早い時間だったので、立ち上る湯けむりが見えました。太陽がのぼって気温が上がってくると、湯けむりが見えなくなるのです。だからまだ早いうちに。でもこの時間でもすでに観光客がたくさん押し寄せていました。

 初めての時とは別の場所で、温泉も堪能したのですが、そのときの記事はまたにして。

 その温泉体験も素晴らしかったのだけれど、この滞在で私がすっかりはまってしまったものがありまして・・・

    
    

 トリュフのパスタです。お店も当りだったのでしょうが、本当に絶品でした。少しクセのあるチーズとあえてあって(おそらく近くのピエンツァのチーズであったと思われます。)、そのチーズの味と香り、トリュフのえもいわれぬ豊かな香りのコンビネーションが、お口と鼻腔のなかでもうっ!!!なんとこの日から後に訪れた街でも、メニューのなかにトリュフのパスタを見つけては、3日連続で食べてしまったほど!(気に入った食べ物やお店があると続けてしまうタイプです。)これまでもトリュフのパスタは食べたことありましたが、この旅で食べたトリュフのお料理が最高だったなあ。

 お店の名前は、Osteria del Leone 写真の建物の左の入り口がそう。他に食べたお料理も、どれもとても美味しいお店でした。

    
    

 場所は、さっきの温泉広場周辺をうろうろっとしてくれれば、すぐわかります!ホントにそれくらい小さな村です。

 
 で帰国後、あの時のトリュフのパスタ、美味しかったなあ、と頭のなかで記憶と味を反芻し、ツバを飲みこみながらの日々を送っていた私。まったく思いがけなく、来月ピエモンテへトリュフを食べに行くことになりました。

 というわけで写真の整理も兼ねて(笑)、しばらく春旅のお話続く予定です。