ビオなメルカート

 リグーリアの街に何日か滞在して、今日は飛行機の出るミラノまで戻るという日の朝。電車までには少し時間があるので、最後に名残惜しく街の中心まで散歩することにしました。

 すると偶然、メルカートが開かれているのを発見して、とってもラッキー!どうやら普段あちこちで出くわすメルカートよりも、売られているものがもっと自家製っぽい、というのでしょうか。こだわりのお店の、あるいは自分ちで作って普段自分たちが食べているものを、よろしければお分けしますよ、というスタンスの感じられるものばかりで、見ているだけでも健康になれそうな市でした。こういうのを、ビオっていうのかなあ。

    
    

 ワインもびっくりするくらい安い!買って帰れないのが残念でした。     

 手作りっぽい焼き菓子がずらり。
    


 庭にあるのをもいできただけ?っぽい果物とか。
    


 前回がいつだったか思い出せないほど、久しぶりにかいだトリュフの香り。
    


私が目がないオリーヴの木の道具もたくさん。リグーリアはオリーヴの産地ですからね。
    


 遠くから来て出店している生産者の方もいるようでしたが、街からほんの数キロのところに住む地元農家の方がそのまま作ったものを売っている、というようなお店も多く、こういう物をあたりまえに食べて生きているイタリアの人たちって、我々日本人よりもずっと健全なはず、と思いました。身体だけではなく、精神が健やかでいられるような気がします。本当の豊かさってこういうことかな。