サルソマッジョーレ・テルメ

 季節がすすみ、緑が濃くなり、初夏を思わせるような日も多くなりました。

 今日は久しぶりに旅のブログを。昨年春のイタリア、我が家にとっては、ここがイタリアの温泉第3弾でありました。

     
    

 この威風堂々とした建物、めっちゃテルマエ・ロマエでしょう(爆)テルマエ・ロマエの映画を観ていても、あ!この建物のパクリだな、というシーンがあったと思います。
街の名は、エミリアロマーニャ地方にある、サルソマッジョーレ。この建物は、街の中心にある温泉施設、ベルツィエーリ温泉となります。しかしこのときもお天気が悪いな・・・

 サルソの街へは、ミラノ〜ボローニャ間にあるパルマの近くのフィデンツァという駅で乗り換えで、わりと容易(←あくまで当社比です。)にたどり着けます。ミラノからの日帰り温泉旅も充分可能だと思います。

 私たちは、このサルソに一泊したのですが、泊まったのは、ホテル レジーナ。少々古いホテルなのかもしれませんが、昔からの湯治客を泊めつづけてきた、ゆったり滞在できそうなホテルでした。シーズンオフだったからか、ツインのお部屋が、豪華な朝食付きで49ユーロと、びっくりな安さ。

    
   

 上の写真が泊まったホテル。私たちの部屋は、手前のお店の上の3階、窓にゼラニュームが飾られたお部屋。

 で、さきほどのベルツィエーリ温泉の方に話を戻しますと、まず建物の向かいには、昔使われていたという源泉が今も大切に保存されており・・・↓

   
   

 そしてなんともゴージャスな建物は、どこかオリエンタルな雰囲気で、中も宮殿のよう。

   
   

 入ってすぐのサロンでは、コンサートが催されるそうで、ピアノが置かれ、モダンな椅子が並べられた客席がつくられており・・・

   
   

 昔、夫がここのコンサートのお話を頂いたものの流れたそうで、「ふ〜ん、こんなとこだったのかあ・・・」と。もしやれたら素敵だったかもね。

 一階にあるフロントで、名前や生年月日などを聞かれて受付をすませ、バスローブやら身体を拭くヘンなタオル(シーツみたいなの)、スリッパ、ロッカーの鍵などをもらい、2階にある更衣室へと向かいます。一人36ユーロ也。(妙に説明が詳しいcuccioloさん、旅の日記が残っていたので、それを見ながらの丸写しなワケで〜す!がははは。)

 二階へと上がる階段付近も、建物の装飾が素晴らしく・・・

    
   

 あ〜る・ぬ〜ぼ〜???

 2階から眺め下ろしたコンサートホール。

   
   

 ピアノの町立、じゃなかった、調律が始まっています。しかし硫黄の匂いがきつく、湿気も相当な空間で、劣悪な環境に置かれていたスタインウェイが気の毒でなりませんでした(涙)

 あとは着替えをして、地下の温泉まで降りるのですけれど、温泉部分の写真は残念ながらありません。(みんなが風呂に入っているわけだしな。)

 以下、日記より。

 >プールは3つにわかれていて、一番広いところは、ジャグジーがあったり、いろんなイドロマッサージがうけられるプール。それから、冷たい、あったかいを交互に入るプール。最後に、塩の入った、やたら体がぷかぷか浮いてリラックスするプール。

 cuccioloさん、日記では温泉プールについての説明を、小学生並みの文章で綴っています。

 ここの施設に行かれた方がびっくりなさらないように、付け加えるならば、イタリアの温泉ではこれはよくあることらしいのだけれど、更衣室がなんと男女いっしょ!!ということ。すぐ隣で知らないおっさんが着替え始めても、あわてないでね〜、ということくらいかな。

     
    

 このサルソのベルツィエーリ温泉は、世界でいちばんうつくしい温泉とも称されているそう。日本の温泉とはまったく趣きが異なりますが、休憩をはさみながら、ぬるめの温泉を何時間も堪能していると、身体がほぐれてふにゃふにゃになる感じ。私は大好きですよ。このときも2時ころに入館し、閉館ギリギリの時間まで居座りました(笑)


 今年は1月以降、いっろいろあった私ですが、やっとここいらでお休みをいただいて、(というか、こんな大変なことになるとは思わず、昨年の暮れには飛行機のチケットを買ってしまっていた、もちろんキャンセルなど効かない安チケットを・・・)しばらくイタリアに行ってまいります。

 どこかでテルマエ・ロマエもしてこようと思う。

 みなさんも良いGWを!Ciao!
(・・・って早すぎっ)